生活にゆとりがあり、海外旅行も何度も経験している世界の富裕層たちは、どのような旅行先を好んでいるのでしょうか。家族連れの場合はどの国を訪れるのでしょうか。こうした疑問に答えてくれるレポートデータを紹介します。

3つのランキングでそれぞれの1位は?

金融
(画像= Luciano Mortula-LGM/stock.adobe.com)

使用するデータは、世界的な旅行代理店ネットワークを有する米Virtuosoが2019年に公開したもので、1,300人の旅行業関係者から回答を得てその結果を分析しています。

では早速、「総合ランキング」「人気急上昇ランキング」「家族旅行先ランキング」のそれぞれ上位5ヵ国を紹介します。

総合ランキング
1位:イタリア
2位:ギリシャ
3位:フランス
4位:日本
5位:クロアチア

総合ランキングで1位となったのが「イタリア」です。イタリアは過去のランキングでも何度も1位となっており、富裕層に人気の旅行先としてすでに確固たる地位を築いています。イタリア旅行の魅力である美術館めぐりや遺跡めぐり、そして美味しい食事と街並みの美しさ、過ごしやすい気候などが世界の富裕層たちを魅了し続けています。

「日本」も4位にランクインしています。日本は前年の総合ランキングでは上位5ヵ国に名を連ねておらず、富裕層の旅行先として人気が高まっていることがうかがえます。

人気急上昇ランキング
1位:クロアチア
2位:南極
3位:アイスランド
4位:日本
5位:ポルトガル

人気急上昇ランキングで1位となったのが「クロアチア」です。クロアチアは東ヨーロッパの国で人口は440万人ほどで、スタジオジブリ製作の映画『魔女の宅急便』のモデルになったと言われています。美しい街はまるでアートのようだと例えられ、訪れる人を魅了し続けています。

2位には「南極」がランクインしていることにも注目です。前年ランキングではランク外でした。

家族旅行先ランキング
1位:ハワイ
2位:イタリア
3位:オーランド(アメリカ)
4位:コスタリカ
5位:イングランド

家族旅行先ランキングでは「ハワイ」が1位に選ばれました。治安が良いリゾート地であり、親も子も楽しめるさまざまな観光スポットがたくさんあることも理由の一つであると言えるでしょう。「コスタリカ」も家族旅行に限らず最近人気が高まっている旅行先の一つです。

富裕層たちが魅了される国に旅行するのはいかが?

海外旅行慣れしている富裕層たちが押し寄せている国には、富裕層の旅行者を惹き付け、そして飽きさせない魅力があふれています。次に行く旅行先の参考にしてみてはいかがでしょうか。