ボックス相場(ボックスソウバ)とは何か?
ボックス相場とは、値動きに方向性(トレンド)がなく、一定の値幅で上昇と下落を繰り返している状態のことだ。「レンジ相場」や「保ち合い相場」とも呼ばれる。
ボックス相場(ボックスソウバ)ではどんな取引が有効?
ボックス相場では、価格が一定の値幅の中で上下するという特徴から、ボックスの下限付近で買い、上限付近で売って利益を確定する手法が有効だ。
「売建」により、ボックスの上限付近で売り、下限付近で買い戻して利益を確定する方法を組み合わせれば、上昇・下落の両方で利益を狙える。
ボックス相場ではボックスを抜けた時は大きく上昇(下落)することが多い
株価がボックスの上限または下限となっていたラインを抜けた時は、それまでに蓄積されていたエネルギーによって、価格の上昇(下落)が加速することが多い。
ボックスを上抜けた場合は、これまでボックスの上限(上値抵抗線)であった価格が支持線に変わり、下値の目安となる。下抜けた場合は、下限(下値支持線)であった価格が抵抗線となり、上値の目安となる。
ボックスを一旦上抜けた後に下落した場合、これまでのボックスの上限で反発するか(支持線として機能するか)が、その後の上昇継続を見極めるポイントとなる。
ボックス相場ではオシレーター系の指標が有効
ボックス相場では、「RSI」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」など、買われすぎ・売られすぎの判断に用いられるオシレーター系の指標が機能しやすい。売買のタイミングを図る際は、チャートとの併用が有効だ。
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ボリンジャーバンド
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