DXで活用すべきデジタルテクノロジー
DXで活用すべきデジタルテクノロジーを6つ紹介する。
クラウドコンピューティング
ネットワーク(インターネットなど)経由でクラウドサービス業者の提供するコンピューター機能を利用する仕組みだ。常に最新のシステムが提供され、オンプレミスのように自社でシステムのメンテナンスを行わずに済む。
AI
Artificial Intelligenceの略で人工知能のこと。データを分析しコンピューターが推論や判断、学習などを通して人間の知的能力を模倣する技術である。よく使われる技術は、機械学習とディープラーニングだ。機械学習は与えられた学習データより判断ができるようになる技術で、ディープラーニングはコンピューター自身がデータを収集・関連付けを行いながら学習する技術である。
IoT
Internet of Thingsの略でモノのインターネットと訳される。これまでインターネットに接続していなかったモノ(家電・車・センサーなど)がネットワークに接続され、各種システム(サーバーやクラウドサービスなど)と相互に情報を交換する。
ビッグデータ
事業に役立つ知見を導出するためのデータであり、従来のデータベースソフトウェアが把握・蓄積・運用・分析可能な量を超えたサイズのデータを指す。ビッグデータの取得先は、業務のオペレーションデータ、各種ログデータ、ソーシャルメディアデータなど多岐にわたる。そのなかから事業に役立つ知見を導出するデータを利活用することにより新たな価値創造が可能だ。
RPA
Robotic Process Automationの略で定型的な業務を人間に代わって実施できるソフトウェアロボットのこと。ルールエンジンやAI、機械学習などの技術を用い、従来は人間でないとできなかった業務を代行できる点が大きな特徴だ。
メタバース
インターネット上に構築された三次元の仮想空間のことである。アバターと呼ばれる自分の分身を仮想空間内で操作し、コミュニケションやビジネスなどに利用する。
遅れを取る前にDX推進のアクションを!
2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じると言われているが、現実になるかはわからない。しかし危機感が希薄過ぎるのも問題だ。世界で着実に進むDXの波に乗り遅れるかもしれない。すでに経営者は、DX推進のアクションを起こす段階に迫られているといえるだろう。
DXに関するQ&A
Q.DXとはどういう意味?
A.DXとは、Digital Transformationの略称で2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念だ。デジタル技術をあらゆるビジネスに導入することにより、ビジネスモデルや事業を良い方向に変革するという意味がある。
Q.DXとは具体的に何なのか?
A.これまで部署などの社内組織単位で部分最適化されていた業務プロセスを組織横断で全体的に見直し、業務・製造プロセスのデジタル化を実施すること。また「顧客起点の価値創出」のために事業やビジネスモデルを変革することである。単に自社の業務効率化を目指すだけでなく顧客に対して新しい価値を提供できるかどうかもDXの重要な役割である。
Q.なぜDXと表記する?
A.英語では、Digital Transformationと書くが単純にDTと略すと他の用語と被る問題があった。そのためTransformationのTrans(交差するという意味)を1文字で表す「X」が用いられDXとなった。
Q.DXの正式名称は?
A.DXの正式名称は、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)である。
Q.DXとIT化の違いは?
A.DXは、ビジネスモデルや事業の変革を目的とするのに対して、IT化は従来の業務プロセスをデジタル化することで効率化を図る点が大きな違いだ。まずは、既存の業務プロセスをIT化したあとDXによってビジネスモデルや事業の変革を目指す関係性が多く見られる。
事業承継・M&Aをご検討中の経営者さまへ
THE OWNERでは、経営や事業承継・M&Aの相談も承っております。まずは経営の悩み相談からでも構いません。20万部突破の書籍『鬼速PDCA』のメソッドを持つZUUのコンサルタントが事業承継・M&Aも含めて、経営戦略設計のお手伝いをいたします。
M&Aも視野に入れることで経営戦略の幅も大きく広がります。まずはお気軽にお問い合わせください。
【経営相談にTHE OWNERが選ばれる理由】
・M&A相談だけでなく、資金調達や組織改善など、広く経営の相談だけでも可能!
・年間成約実績783件のギネス記録を持つ日本M&Aセンターの厳選担当者に会える!
・『鬼速PDCA』を用いて創業5年で上場を達成した経営戦略を知れる!