エンディングノート選び
書籍や文具として発売されているものや、自治体・NPO団体などで配布しているところもあります。講座なども開催されているので、チェックしてみてください。ハードカバータイプは折り返しの部分で文字が乱れてしまうので避けた方が良いようです。気楽に書ける、書き足せるくらいがちょうどいいのです。
パソコンで記入して打ち出す方法が主流になってきていますが、パソコンに不慣れだったりするとなかなか「思い」を書ききれないので無理をしないようにしましょう。パソコンで売って残してはいるが、打ち出ししていないので結局エンディングノートの役目は果たせない…なんて悲しい結末にならないようにしたいものです。「終活」なんて言葉もあるくらい、一般的になってきた人生の終盤の活動をどう迎えるかは、その人の生きた証の集大成なのかもしれません。
エンディングノートが世代を問わず注目され始めているワケ
今や高齢者だけではなく、若い世代にも自分のエンディングノートを作成する動きがあります。事故や病気など、いつどんな困難が降りかかるか誰にも分かりません。自分の意思や希望は、他の誰にも読み取ってもらえないし、今現在の気持ちを書き残すだけでも気持ちにポジティブな整理がつきます。
もちろん遺言のような法的な効力はありませんが、万が一自分になにかあった時に、家族の精神的負担を減らしてあげる事が出来るでしょう。エンディングノートに記載するような「本人が本当にしてほしい対応」というのは、いくら家族であっても全て解っているわけではありませんから。
エンディングノートをぜひ活用しましょう
エンディングノートの記載は、緊急時に必要な物の情報から書き出し、自由な意思を遺せる事が解ります。誤字脱字があっても気にせず、「自分だったらこうしてほしい」と思う事を書いてみましょう。自分でも考えていなかった「気づき」があるかもしれません。書いていくごとに自分なりのペースや書き方がつかめていくので、まずは「とりあえず書いてみる」という事が大切です。自分なりの気持ちをエンディングノートにぶつけてみましょう。
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