この記事は2022年4月14日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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(画像=PIXTA)
2022年4月14日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
神田卓也 株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は昨日(2022年4月13日)、約20年ぶりに126円台へと上昇したものの、本日4月14日(木)朝には一時125.2円台まで反落するなど調整含みの動きとなっている。
黒田シーリング(天井)として強く意識されていた125円台を一時、上抜けた「達成感」と、明日4月15日(金)からのイースター休暇を前にした欧米勢の「手仕舞い売り」が調整の主因と見られる。
4月14日(木)のNY市場で発表される米3月小売統計を消化すれば、欧米勢は本格的にホリデーモードに入るだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
日米金融政策の方向性の違いを意識したドル高・円安トレンドに変化はないと見るが、来週4月18日(月)までのイースター休暇中は、米ドル/円の上値追及ムードは再燃しにくいと考えられる。
本日4月14日(木)は、ECB理事会に市場の関心が向かっており、欧州市場の主役はユーロとなる公算が大きい。この点からも米ドル/円の動意は限られそうだ。
▽米ドル/円の日足チャート
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(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。