この記事は2022年5月26日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年5月26日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年5月26日(木)、日本時間未明のFOMC議事録は、6月と7月の50bp(0.5%)利上げの方針を再確認する内容だったが、新味に乏しく市場への影響は限定的だった。

米長期金利はほぼ横ばいだったが、米ドル/円は小幅に上昇しており126円台の下値の堅さがうかがえる動きであった。

こうした底堅さを踏まえて、本日26日(木)の朝は、127円台半ばまで買いが先行している。ただ、心理的節目であり日足一目均衡表の転換線が通る128円前後を上抜けないことには完全に底入れしたとは言い切れないだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

FOMCの積極的な引き締めによる景気後退への懸念が根強い中では、米長期金利の大幅な反転上昇は期待しづらい。

また、来週には米5月ISM製造業景況指数や米5月雇用統計など景気関連の重要経済指標が発表されることを考えると、市場は様子見ムードに傾きやすいだろう。

目先は126円台後半から128円ちょうど付近でもみ合う展開になると予想している。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。