日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万7,279.80円 ▲89.6円
為替 1ドル=127.08円
売買高(東証プライム、以下同) 22億8,880万株
売買代金 5兆5,088億円
値上り銘柄数 589銘柄
値下り銘柄数 1,184銘柄
騰落レシオ(25日) 95.95%

市況概況

前日の大幅高の反動もあって冴えない展開

2022年5月31日(火)。米国市場が休場する中、昨日(5月30日)の大幅高の反動から売り先行となった。それでも、寄り付きからの売りが一巡すると買い戻しが入り、一気に昨日の終値、高値を超えて上値を試す動きになった。

それでも、2万7,400円を超えると買い気に乏しく、手仕舞い売りに押されて、今度は逆に寄り付きの水準を割り込んでさらに下値を試すというような乱高下となった。その後は買い戻しが入って値を戻し、結局、日経平均は小幅高で前場の取引を終えた。

昼の時間帯には、手仕舞い売りに押される場面があり、後場は冴えない展開になった。案外、値持ちがいい感じではあったのだが、買い気に乏しく、ジリジリと値を消すものが見られた。指数はジリ安、最後は買い戻しがあって下げ渋ったが、月末の売りに押された形になった。

小型銘柄は、買い戻し一巡から再度売り直され、月末の売りに押されるものが多くなった。マザーズ指数は大幅安となり、相変わらず買い気に乏しい展開となった。

先物は、まとまった売り買いが多かったわけではなく、指数を動かすような場面はほとんど見られなかった。下がれば買い戻しが入るのだが、上値を買い上がるということでもなく、相変わらず方向感は見えない。

節目とみられる2万7,000円を超えて、次の節目とみられる2万7,500円を試す動きとなったが、さすがに昨日の今日ということで上値は重かった。

それで、月末の売りをこなして下げ渋っており、明日からの月初の買いが期待される。ただ、ここのところ月初の買いが二日~三日続いた後に急落となっているケースが多く、まずは月初の買いに追随するというよりは売り向かうということでいいのだと思う。

月初の買いが入りやすい指数がらみの銘柄とそうでない銘柄との違いも出てくるので、指数に振らされる銘柄には注意が必要だと思う。

テクニカル分析

日経平均
上髭の長い気迷い線となり、明日の動きに左右されそうだ。月初の買いで寄り付きから高ければいいのだが、安く始まった場合には月初の買いで戻したとしても包み足として高値となる可能性もあるので要注意だと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。