アステラス製薬社長 安川健司氏 ―― トップに聞く

主力役特許切れに向け新薬を途切れず投入する研究開発戦略

アステラス製薬が株価を着実に切り上げていっています。

かつては新薬メーカーの宿命である主力薬の特許切れの影響(パテントクリフ)を警戒する投資家が多くみられましたが、2021年に策定した経営計画のなかで、2020年代後半に到来する前立腺がん治療剤「イクスタンジ」の特許切れに向けて、有望新薬を途切れず市場投入するための研究開発戦略を示したことが評価されています。

とくに更年期障害薬のフェゾリネタントや胃がんなどの治療薬ゾルベツキシマブには、次の柱としての期待の声が出ています。ただ経営計画で目標とする「時価総額7兆円」達成はまだ遠いのも事実。安川健司社長に企業価値拡大の戦略を聞きます。

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