日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万7,430.30円 ▼196.21円
為替 1ドル=144.11円
売買高(東証プライム、以下同) 11億2,504万株
売買代金 2兆7,522億円
値上り銘柄数 432銘柄
値下り銘柄数 1,369銘柄
騰落レシオ(25日) 91.56%

市況概況

大きく売られた後に下げ渋り

米国株が軟調となったこともあり、寄り付きから売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後に瞬間的に戻す場面もあったのだが、再度売り直されて大きな下落となった。

節目と見られる2万7,500円でいったんは底堅さも見られたがいったん割り込むと一気に売られるということで大きな下落となった。売り一巡となった後は底堅さもみられ、買い戻しも入り下げ幅縮小となった。

昼の時間帯も買い戻しも入らず、後場に入ると売り直された。それでも前場の安値を試すようなこともなく、指数は小動きとなった。

売り急ぐ動きが見られないと買い戻しも入り、買い戻しが入り始めて値持ちが良いとさらに買い戻されるということで最後は下げ幅を縮小しての引けとなった。ただ、買い材料にも乏しく、急激な円安を嫌気するように売りが優勢となった。

小型銘柄は今日は手仕舞い売りに押されるものが多くなった。マザーズ指数は大幅下落となった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面もほとんどなかった。持高をどちらかに大きく偏らせるというような売り買いは見られず、方向感を出すことはなかった。

世界的にインフレ懸念が強いということなのだろう。株式市場は冴えないものが多く、その割には日本市場は底堅さが見られる。ただ、買われていなかっただけということでもあり、買う材料には乏しいということだ。

米国での利上げはまだまだ続くということであり、中国の景気動向も気になるところで、欧州でもインフレ懸念が根強いこともあり、世界的な株価の停滞はまだ続くのではないかと思う。

円安にも素直に反応できず、後はいかに国内回帰できるかということで国内回帰銘柄などが買われれば株式市場全体にしっかりとした動きになるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

ヒゲ線で75日移動平均線や雲にサポートされた形となった。それでも遅行スパンがローソク足を下回ったことが確定となり、明日も軟調であれば下落が加速されるのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。