この記事は2022年10月31日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年10月31(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨の上昇が続き、先々週に続きドルは全面安。年初からのドル高の修正が進行している。米ドル/円の週間レンジは4円60銭まで拡大したが、上下に大きく振れたことで円の上昇率は最下位(+0.17%)にとどまった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の年始からのレンジは、瞬間風速で38円48銭まで拡大と近年にない大変動を演じた。足元で米国の利上げペースの減速が視野に入り、これまでのドル高の流れには一服感がみられ、米ドル/円の動きは145~150円に収れんするだろう。

今週は月末月初でもあり、イベント多数、米国ではFOMCが開催され、日本時間では3日(木)未明に結果が判明する。この会合でも75bpの利上げはほぼ織り込まれ、焦点はパウエルFRB議長の会見に移る。

米ドル/円の年初帯高値151.95円からの反落の要因は、政府・日銀の円買い介入と米国での利上げの減速だった。この円買い要因が重なっても米ドル/円の安値は145.11円にとどまった。円を取り巻く環境に大きな変化がないことを踏まえると、145円という水準が当面のサポートとなりそうだ。

引き続き、深押しは買い場とみる。週間レンジでは、米ドル/円で145.50~149.50円、ユーロ/米ドルで0.9750~1.0100ドル、ユーロ/円で144.00~148.50円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。