この記事は2022年11月1日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年11月1日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の米ドル/円は、下値の切り上がりと150円の上値の重さで、綱引きとなりそうだ。多くの人が145円以下を買いたいのだが、なかなかそこまで下がらないため、146円台や147円台で「妥協買い」をする結果、Bidが上がってくるようなイメージ。

上値に関しては150円より上では売りたい人たちも待っているだろうし、レベル的にもとても買えるレベルではない。よってここからは、どちらかというとレンジが狭まっていくような動きになるのではないだろうか。

また米国に関しては、FRBがここまで積極的に利上げを繰り返しているので、来年景気が鈍化してくることは間違いなさそうだ。利上げ幅に関しては11月が75bp、12月が50bpになると考えている。そのため積極的に、上は買いたくないと思っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは145.50~150.50円。

押し目買いから入りたい。介入に関しては、値動きがあまりないときはないと思っているので、次にあるとすれば、150円を突破して上方向に急激に上昇していった時だろう。

そのため押し目買いを繰り返す分には介入はそれほど怖くはないと思うが、リアルタイムでの取引がマストだろう。

▽米ドル/円の日足チャート

221101kobayashiL
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。