XRに関するQ&A
Q.XRの具体例は?
A.すでにゲームやエンターテインメント、ショッピングなどで活用されている。また近年は、企業内におけるバーチャル会議や各種の研修・教育、内見会・見本市、乗り物系操作技術取得のシミュレーションなど、多種多様な業界で実用化が進んでいる。特に研修分野では、積極的に取り入れる企業が増えている。
例えばコンビニチェーンでの接客対応や営業系のロールプレイングなどでは、さまざまなシチュエーションを想定できて対面教育よりも制限や負担が軽減するため、重宝されている。
Q.XRとは 何の略?
A.XRとは、「クロス・リアリティ」もしくは「Extended Reality」の略だ。「X」は、広がりや多様化する技術の変数を意味する。仮想的世界を構築する技術は、VRをはじめとしてすでに広く浸透しておりAR、MR、SRなど続々と進化系が登場している。そうした技術は、非常に境界があいまいであるため、仮想的な空間に関連する技術をまとめて表現するためにXRという呼称が用いられている。
Q.XRの日本語訳は?
A.直訳はなく「VR」「AR」「MR」といった先端技術の総称として使われる。VRは、CGや3D技術によって構築された仮想空間を現実のように体験できる技術だ。ARは、現実を仮想的に拡張する技術。MRはVRとARの中間的な技術でAR以上の現実感がもたらされる。このほか、さらなる進化形として、SR(代替現実)が登場している。
Q.XR技術の読み方は?
A.「エックスアール」「クロス・リアリティ」「エクステンデッドリアリティ」などと呼ばれる。XR技術とは、 VR・AR・MRのように現実世界と仮想世界を融合したり重ね合わせたりして新しい体験を提供する技術の総称だ。多くの場合は、ヘッドマウントディスプレなどを用いて視覚や聴覚、さらに触覚を刺激し、現実感や没入感を与える。
無限の可能性が広がるXR
XRは、さまざまな仮想空間における活動の総称ともいえる技術だ。最先端技術でありながら、すでに個人利用レベルから多様なビジネスニーズに対応するまでになっている。テクノロジーの進化が現実世界と遜色ない体験をもたらしアイデア次第で可能性は無限に広がるだろう。自社の教育や営業、製造などの課題解決に「XR活用」という新しい手段の導入を検討してみてはいかがだろうか。