本記事は、千田 琢哉氏の著書『一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40』(清談社Publico)の中から一部を抜粋・編集しています。

まず睡眠の時間を確保する。

まず睡眠の時間を確保する。
(画像=stokkete/stock.adobe.com)

時間について考える際に重要なことは、絶対に外せないことを先に埋めてしまうことだ。

これは揺るがないことなので、どうか脳に微電流を走らせながら読み進めてもらいたい。

我々が絶対に外せないことと言えば何か。

それは睡眠と食事である。

それ以外は仮に外してもどうにでもなる。

日本では勉強なんてしなくても生きていけるし、仕事すらしなくても命を奪われることはない。

さらに睡眠と食事のどちらの時間が大切かと言えば、間違いなく睡眠である。

なぜなら睡眠は食事より長時間必要になるし、まとめて確保する必要があるからだ。

極論すれば食事はごく短時間で済ませられるし、人によっては一日一食でもいい。

それに対して睡眠は人によって差はあるものの、最低でも6時間、多くの人はできれば7〜8時間は確保したいものだ。

ではどうすれば睡眠時間を確保できるのだろうか。

答えは極めてシンプルである。

最初から睡眠時間をスケジュールに固定してしまえばいいのだ。

その時間はいかなる理由があっても何も用事を入れられない、あるいは最初から睡眠時間を引いて一日を17時間とか18時間として生きるのだ。

要は一日24時間だと考えるから甘えが出るわけで、最初から16時間と考えればすべては解決するのだ。

私の場合はサラリーマン時代に毎日平均して9時間の睡眠を確保していたが、それ以外は猛烈に働いていた。

同僚の中には毎日2時間や3時間睡眠で頑張っていた社員もいたが、彼ら彼女らの仕事は例外なくお粗末なものだった。

毎日9時間睡眠を貫いた私のほうが出世も早かったし、年収も高かった。

何のことはない、社内で一流の実績を継続して出し続けていた人の生活の真似をしただけである。

これは今回初公開だが、長期的に見れば睡眠時間と年収は正比例していたのだ。

新米のうちは会社の裏側にアパートを借りて9時間睡眠を確保し、出世してフレックスタイム制になった時には眠くなったら寝て、これ以上眠れないと思ったら起きていた。

それがちょうど9時間だったというだけの話だ。

現在は通勤時間ゼロということもあり、平均睡眠時間は7時間半がベストになっているが、それでも固定して決めているわけではない。

あくまでも眠くなったら寝て、起きたくなったら起きているだけだ。

これにより健康にはすこぶる好影響を与えているという実感もあるし、いつも脳はフル回転させてもらえる。

こんなに健康に人生を満喫させてもらっていいのだろうかと心配になるくらいだ。

あなたも人生を最高のスパイラルにしたければ、つべこべ言わずまずは睡眠時間を確保することだ。

睡眠時間を妨げるものはすべて排除すべきである。

一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えないこの世界のルール。
一日24時間だと考えず、最初から16時間と考える。
一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40
千田琢哉(せんだ・たくや)
次代創造館代表。文筆家。
愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒。
日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では、多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。
のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、~タブーへの挑戦で、次代を創る~を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
「朝日新聞」「週刊ダイヤモンド」「週刊プレイボーイ」等にインタビュー・取材記事が掲載.著書多数。
現在,南青山在住。
2016年7月よりリスナーから寄せられた質問に答える音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」を開始。
2018年12月よりPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」を開始。
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