本記事は、千田 琢哉氏の著書『一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40』(清談社Publico)の中から一部を抜粋・編集しています。

真の情報収集とは、必ず反対意見も傾聴すること。

真の情報収集とは、必ず反対意見も傾聴すること。
(画像=aeroking/stock.adobe.com)

教養の最後でとっておきのサバイバルの知恵を伝授したい。

これは効果絶大なのでぜひ今この瞬間から試してもらいたい。

病みつきになるはずだ。

それは情報収集する際には必ず自分と反対意見にも目を通したり傾聴したりすることだ。

繰り返すが必ず、である。

インターネットでお手軽に情報をゲットできるようになったが、私たちは全然幸せにはなっていない。

まずこの事実を受容することだ。

なぜ便利にはなっても幸せにはなれないのか。

それは自分と同じ意見ばかりを集めて、我々が知的怠惰に陥っているからだ。

たとえばあなたが醜く太っていると仮定しよう。

あくまでも仮定だ。

本当は食事制限をして運動をして場合によってはプチ整形くらいしなければならないのに、事実を受容せずに現実逃避して、「別に太っていないよ」「今のままで十分にかわいいよ」と嘘をついておだててくれる人の意見だけを鵜呑みにしたらどうなるだろうか。

永遠に醜く太ったまま人生を終えなければならない。

それどころか今よりもっと醜く太るのは必至だ。

以上はあくまでも仮定の話だが、これは人生すべてに当てはまるとは思わないだろうか。

私は経営コンサルタントの駆け出しの頃にとても疑問に思うことがあった。

業界最大手で申し分のない成長率を続けているのに、毎年のようにコンサルティングの依頼をし続けてくれる会社が驚くほど多かったことだ。

もうコンサルティングなんて必要ないのに、それでも毎年出た利益のうち一定の割合を調査・分析・予測に投資し続けていたのだ。

しばらくしてその理由がよくわかった。

まず高い税金を払うくらいなら、知恵や戦略に投資したほうがマシだということ。

1,000億円の利益が出て数百億円の税金を支払うくらいなら、1,000億円の利益から900億円をコンサルティングやシンクタンク、広告宣伝費に投資して、100億円の利益から税金を支払ったほうがいいに決まっている。

次にその道何十年のベテランの固定観念とはまるで違う視点が欲しかったということ。

これは業界の模範解答とかけ離れていればいるほど感謝されたものだ。

なぜならその突拍子もないアイデアが社内で刺激になり、ブレイクスルー思考が生まれやすくなるからである。

だから勝ち組はますます勝ち組になるのだ。

私もこれに倣い、本は必ず殺意を抱くほど価値観の異なる著者のものを積極的に読むようにしているし、インターネットの情報も同じ意見には1分以上関わらず、「これは違う!」と叫びたくなる意見だけを厳選して熟読している。

それが真の情報収集であることを、経営コンサルタントをしながら反対に一流の顧問先から教わったからである。

もちろんどう考えても私が正しいこともあるのだが、反対意見の周辺には必ず私の致命的な弱点が潜んでいるからとても助かっている。

一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えないこの世界のルール。
業界の模範解答とかけ離れていればいるほど感謝される。
一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40
千田琢哉(せんだ・たくや)
次代創造館代表。文筆家。
愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒。
日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では、多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。
のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、~タブーへの挑戦で、次代を創る~を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
「朝日新聞」「週刊ダイヤモンド」「週刊プレイボーイ」等にインタビュー・取材記事が掲載.著書多数。
現在,南青山在住。
2016年7月よりリスナーから寄せられた質問に答える音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」を開始。
2018年12月よりPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」を開始。
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