北国銀行を傘下に持つ北国フィナンシャルグループの時価総額が、昨年1年間でおよそ2倍に膨らみました。

きっかけは2022年4月末に打ち出した新たな中長期経営戦略。「総還元性向40%以上と、地方銀行最高水準の株価純資産倍率(PBR)までの自社株買い」を目指すとし、資本効率の改善に向けた具体的な数値の必達目標を掲げました。

海外での銀行業務から撤退する一方で、「銀行という枠にとらわれず、地域総合会社として成長する」といいます。北国銀行の市場運用部門の別会社化など矢継ぎ早の改革を推し進める杖村修司社長を招き、なおPBR0.5倍程度にとどまる同社の成長戦略を掘り下げます。

北国フィナンシャルホールディングス社長 杖村修司氏 ―― トップに聞く(短縮版)

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