米フェイスブックは28日、2014年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比59%増の32億300万ドル(約3456億円)で、純利益は90%増の8億600万ドル(約920億円)だった。前期に続き、売上高、純利益ともに過去最高の数字を記録。特にモバイル広告が好調で、モバイル端末場の広告は広告売上高の約66%を占めるに至っている。

フェイスブックはグローバルなソーシャルネットワークサービスとして成長を遂げてきた。ユーザー数は13億5000万人を超え、特にモバイルのみのユーザーは前四半期の3.99億人から14%以上増え、フェイスブック全体のユーザー数の1/3を占めるに至っている。

マーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は発表に伴い、「力強い結果を出すことができた。今後も発展に寄与し、次の10年も世界中をつなげることに投資し続けたい」と意欲を語っている。

なお、フェイスブックはさらにこの流れを加速させようとしている。先日、スマートフォン向けチャットアプリ『Rooms』の提供を開始。モバイル端末で気軽にコミュニケーションが取れ、1990年代に流行したチャットを復活させることで、ユーザーの確保を図っている。

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