広告による新規開拓の方法3つ

続いては、広告による新規開拓の方法を3つ紹介する。すぐに成果につながらなくとも、広告によって認知度が向上すれば、長い目でみて見込客が増えることになる。

ネット広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンに広告を出すことで、特定のKWで検索したときのトップの広告枠に自社を表示させることができる。また、FacebookやInstagramなどのSNS広告では、年齢やエリアを細かく設定して広告を表示させることも可能だ。

ネット広告では、リターゲティングといって、一度広告をクリックしたユーザーに優先的に広告を表示し繰り返しアプローチすることもできる。

ポスティング・雑誌広告

チラシのポスティングや雑誌掲載など紙媒体を使った広告も、ターゲットとする年齢層によっては相変わらず効果的だ。必要に応じてエリアを変更するなど、予算の適正化に努めることが大切である。

屋外広告

看板や駅広告、電柱広告などの屋外広告も認知度向上に役立つ。しかし、メンテナンスされていないと、かえってマイナスイメージになることに注意したい。また、来店アンケートで来店経緯を尋ね、不要な屋外広告を撤去するのも予算の適正化につながるだろう。

つながりによる新規開拓の方2つ

続いては、つながりを活用して新規開拓する方法を2つ紹介する。

ビジネスマッチングアプリ

ビジネスマッチングアプリとは、人脈づくりに役立つマッチングアプリのことだ。経営者、サラリーマン、フリーランスなどさまざまな人が登録しており、プロフィールで業種や専門性を確認することもできる。新規開拓はもちろん、採用や業務委託につながることもある。

既存顧客からの紹介

既存顧客に紹介を頼むことで、新規顧客と接点を持てることもある。紹介のいいところは、紹介者のバックアップが見込めるため、成約率が高いことだ。紹介によって新規開拓を増やすには、既存顧客の満足度を高めることが重要となる。

中小企業が新規開拓を成功させるコツ

続いて、中小企業が新規開拓を成功させるコツを2つ紹介する。

顧客の声を聞く

既存顧客からのヒアリングが、新規開拓の成功につながることがある。

自社の商品やサービスの良さというのは、意外と社内では気づきにくいものだ。なぜ、競合他社でなく自社を選んでくれたのか、顧客の意見を聞くことで、客観的な自社の商品やサービスの強みを知ることができる。

営業担当者からヒアリングしたり、顧客アンケートを実施したりして、顧客の声を集めると、新規開拓につながるヒントが隠れているかもしれない。

従業員の努力を評価する

従業員が意欲的に新規開拓に取り組めるよう、従業員の努力を評価する仕組みを作ることも大切だ。

評価というと昇進や昇給をイメージしがちだが、表彰や社内報への掲載といった形で報いることもできる。また、目標達成した部署は研修旅行に行けるようにすれば、チームとしての結束力も高まるかもしれない。