「広がる」という日本酒の魅力

「日本酒好き」という共通点を通じて、交友関係が広がることも魅力だろう。経営者やビジネスエリートであれば、日本酒は接待やパーティーなどでコミュニケーションツールとなり、ビジネスに良い影響を与え得る。また、私生活でも日本酒を堪能し、各地を巡るなどすれば新たな出会いや発見があるかもしれない。

日本酒の基礎知識も知っておこう

日本酒の基礎知識について覚えておくと、その魅力をより感じられるはずだ。まず日本酒は、ビールやワインと同じ「醸造酒」に分類される。日本産米を使用した国内製造であることが日本酒の条件であり、海外産米を用いたり海外で製造されたりしたものも含む酒は、清酒と呼ばれる。

日本酒は「吟醸酒」「本醸造酒」「純米酒」の3つに分かれる。純米酒は米と米麹、水だけで造られるのに対し、吟醸酒と本醸造酒は醸造アルコールが含まれている。吟醸酒は精米歩合が60%以下、本醸造酒が70%以下だ。吟醸酒は低温で長時間発酵する製法により、香りが華やかな傾向だ。

この3つを基準に、さらに精米歩合と原料ごとに8種類に分類される。中でも米の表層を6割近く磨く大吟醸酒は、手間と時間を要するため金額も高い。とはいえ、高ければ良い酒、アルコールを添加しているから悪い酒というわけではない。それぞれに美味しさがあり、その個性の中に自分の好みを見出せるかがポイントだ。

さらに製造上の特徴として、火入れをしない生酒、出荷前のみ一度火入れをする生貯蔵酒、アルコール分を調整しない原酒など、さまざまな種類が展開されている。四季折々で米や仕込み具合に合わせて「旬」があるのも覚えておきたい。

日本酒の魅力を知ればより楽しく

日本酒には、味わいが「美味しい」、文化として知るほどに奥が「深い」、交友関係が「広がる」という魅力がある。味わいが個性豊かだからこそ、一人ひとりに合った好みが必ずあり、日本酒の奥深さに目覚めれば、世界も広がるはずだ。経営者やビジネスエリートであれば、日本酒について知っておくとメリットは大きいだろう。

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文・岡本一道(金融・経済ジャーナリスト)

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