この記事は2023年4月4日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2023年4月4日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日3日(月)のISM製造業景況指数の数字が46.3と非常に低いものだった。今週は、本日4日(火)のJOLTS求人、明日5日(水)のISM非製造業景況指数、7日(金)の雇用統計と米経済を占う重要な指標が続く。

金融不安の影響は出ていないはずだが、製造業の数字がずっと悪くなっているのは気がかりだ。日銀の短観もあまりよくなかった。全体的に世界経済にピーク感が感じられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

個々の経済指標がどうなるかはわからないが、米ドル/円は少しずつ頭が重くなってくるのではないだろうか。米ドル/円もドル安方向かもしれないが、対欧州通貨でのドル安も進むのではないかと思っている。

ユーロ/米ドルでいえば、1.1000ドル、英ポンド/米ドルでも1.2500~1.2600ドル付近まではじり高の展開があると考えている。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。