週明けの初動は、日銀の追加緩和が好感される形で始まった。

オセアニア市場において、ドル円相場は113円に迫る水準まで上昇し、週初めは堅調なスタートで始まった。その後は日本が祝日ということもあり、東京時間の為替相場は動意に乏しい展開が続いたが、ロンドン時間に入り、113円の壁をブレイクすると、ニューヨーク時間には10月のISM製造業景況指数が、市場予想を上回ると一時114円20銭まで上昇した。ユーロもドルに対して2年ぶりの安値を付けている。

本日は、12:30にオーストラリア中銀(RBA)の政策金利が発表される。政策金利は引き続き2.5%で据え置かれる見通しであるが、声明に於いて、景気の慎重見通しや豪ドル高を引き続き牽制するのかが焦点となる。

米国時間は、22:30に9月の米貿易収支、24:00に9月の米製造業受注指数が発表される。貿易赤字の減少が米国では続いており、今回もそのトレンドが示されれば、中長期的にドルを下支える材料となるであろう。

(ZUU online)

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