数々の受賞歴を誇る「マツイウイスキー」。

倉吉蒸溜所は2015年設立の新しい蒸留所ながら、樽や製法にこだわり、独自のウイスキー造りを追求し続けています。

この記事では、老舗酒造メーカーのウイスキー製造の歩みや、「マツイウイスキー」のラインナップについて解説します。

「マツイウイスキー」の銘柄の1つ「倉吉」の表記に関する過去の炎上騒ぎの背景も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

浅野まむ
(画像=「whiskeen」より引用)

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、2人で飲むのも、大勢で飲むのも何でも好きです。

「マツイウイスキー」とは

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(画像=画像出典:倉吉蒸溜所|松井酒造合名会社 | Matsui Whisky、「whiskeen」より引用)

「マツイウイスキー」は、蒸留所周辺から取れる上質な水と、サクラやミズナラなどの熟成樽により生み出されるウイスキーです。

「マツイウイスキー」の味の核となる原酒を造る蒸留所の情報や、水と樽にこだわった製法をご紹介します。

「マツイウイスキー」の製造地


松井酒造のウイスキーは鳥取の中心部にある、倉吉蒸溜所で製造されています。

大山を臨む倉吉は、ウイスキーづくりには欠かせない上質な水があり、緑豊かな土地です。

蒸留所は日本海側のため寒暖差も大きく、ウイスキーの熟成も比較的早く進みます

2019年には、ウイスキーの原料となる大麦の収穫と蒸留所見学ができるイベントを開催していました。

現在は蒸留所見学の受付はないようですが、また機会があると良いですね。

「マツイウイスキー」の製法

「マツイウイスキー」の味は倉吉蒸溜所で使用している柔らかく上質な水と、こだわりの樽材が造り出しています。

ミズナラやサクラを使った樽材が特徴的ですが、ワイン樽やシェリー樽なども使われています。

これらの原酒によりシングルモルトウイスキー、ピュアモルトウイスキー、ブレンデッドウイスキーの多彩なウイスキーが生み出されているのです。

「マツイウイスキー」を造る松井酒造の歩み

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(画像=画像出典:倉吉蒸溜所|松井酒造合名会社 | Matsui Whisky、「whiskeen」より引用)

「マツイウイスキー」を製造する松井酒造は1910年に創業し酒造業、焼酎製造業を行ってきました。

2015年に倉吉蒸溜所を設立し、ウイスキー製造を開始しています。

蒸留酒のブレンドと熟成の技術を磨き続け、自社で製造するシングルモルトウイスキーから、国内外の蒸留所から調達した原酒を使ったブレンデッドウイスキーまで、数多くのウイスキーの製造を行ってきました。

ウイスキー造りの歴史は浅い松井酒造ですが、近年積極的に行っているのは100年後の将来を見据えた酒類の製造方法の研究です。

少子高齢化社会を見据え、製造形態の改革、ITやロボティクス(ロボット工学)などを活用し、少数精鋭で行える製造システムの開発に取り組んでいます。