本記事は、いれぶん氏の著書『40代から手に入れる「最高の生き方」』(KADOKAWA)の中から一部を抜粋・編集しています。

本業副業イメージ
(画像=Sakosshu Taro/stock.adobe.com)

収入は給料以外で増やす

収入は給料以外で増やす。皆さんはこの考え、持ってますか?

私は40代になるまで持ってませんでした。20代、30代と給与のみで年収を上げる事を考えながら必死に働きました。そして、30代で年収1,000万円に到達。そこからは大きく増える事はなく、年に月給で1万円から2万円の昇給があるくらい。そんな中で、会社の経営一族のお家騒動があり、大幅な減給・降格などを経験しました。

その時、心の底から思い知りました。収入面で、勤めている会社に依存していたら、リスクが大きすぎると。大手の上場会社でも、人が替わって舵取りを誤り、世の中の流れが大きく変われば倒産する事だってあります。特に中小企業の場合は、いつ何が起こってもおかしくない。

給与所得の場合、累進課税で課税所得が900万円を超えた分には33%、1,800万円を超えた分には40%と、大きな税率がかかってきます。私も年収800万円くらいから体感的に手取りが増えていく感覚が無くなっていきました。

そこで、収入は給料以外で増やす。この考えに至りました。

具体的には副業や投資。事業所得からは経費などを差し引く事ができたり、税金の控除や還付があったり有利な面が出てきます。

そして、何より、収入の柱の本数を増やしておけば、万が一、柱のどれか一本が折れてしまっても生きていくことができるようになります。

私の柱は、サラリーマン、不動産、コンテンツ販売、コミュニティ運営と現在4本あります。

そのそれぞれが1本でも残れば生きていけるくらいのボリュームになってくるとどうなるか……言うまでもありませんが、絶対的な安心感が生まれます。

さらにサラリーマンにとって最も大きなメリットは、上司や会社にご機嫌伺いをする必要が無くなることです。会社と社員は雇用契約によって対等だと表現されることもありますが、実質的にはそうではありません。上司や会社の機嫌を損ねれば、たちまち待遇や居心地が悪化していく恐れがあります。

でも、サラリーマンでの収入以外に、別の柱で生きていけるだけの収入を手にしたらどうでしょう?

まず、ストレスがまるで無くなります。自分に正直に、良いものは良い、悪いものは悪いと判断し、表現できるようになります。心が軽くなるのです。私が掲げる3つの余裕の1つである「心の余裕」が手に入ります。流されず、自分で舵を取った仕事ができるようになります。毎日、機嫌良く過ごすことができるのです。

今は、インターネットやSNSを使って、サラリーマンでも気軽に副業ができる時代です。投資だって、NISAやiDeCoを使って、20代の頃からコツコツ運用するだけでも将来、大きな財産を築ける可能性があります。

私は、43歳でゼロからTwitterとブログを始め、1年2ヶ月で稼げるようになり、たった2年でサラリーマン年収の2.5倍もの収益をあげられるようになりました。

そこには特別にスキルや知識があったわけではありません。本当に何もない凡人が、コツコツと毎日積み重ねた。ただそれだけなのです。

40代からでも全く遅くありませんでした。

進む方向さえ間違えず、コツコツと継続させる事ができれば、凡人でもできる。そういう時代なのです。

もちろん、サラリーマンの本業がままならない段階で、副業に精を出しすぎて本業に支障をきたすようでは本末転倒です。

でも20代、30代の早い段階から「収入は給料以外で増やす」という考えを持っておけると、色々な場面で積み重ねていくことができます。

早い時期にこの考えを持って、計画的に積み重ねていけば、私のような危機を迎える方が減っていくはず。

是非、皆さんにこの考え方を持って頂けたらなと思います。

Point
  • 給料以外の収入源を20~30代のうちから用意する
40代から手に入れる「最高の生き方」
いれぶん(いれぶん)
1977年生まれ。名古屋の大学を卒業後、ベンチャー企業に入社。毎週80時間労働と休日なしの生活を続けたところ、30代で年収8桁に到達。しかし、自律神経を失調し救急搬送をされたことがきっかけとなり、これまでの働き方・生き方を見つめなおす。40歳になったことが契機となり、パラレルキャリアによる経済的・精神的・肉体的自由を求め、様々な事業に挑戦し、全ての自由を獲得。現在はこれまでの人生で積み上げた知見をSNSやコミュニティを通して配信していくのが日課。

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