日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 30,887.88円 ▼440.28円
為替 1ドル=139.35円
売買高(東証プライム、以下同) 26億6,045万株
売買代金 6兆9,552億8百万円
値上り銘柄数 230銘柄
値下り銘柄数 1,571銘柄
騰落レシオ(25日) 95.95%

市況概況

米国株はまちまちだったが、中国景気への懸念や買われすぎの修正で大幅安

米国株はまちまちだったが総じて調整感も強く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたことから売り先行となった。

朝から北朝鮮のミサイル発射での地政学リスクなどへの懸念に加え、中国景気の鈍化が取りざたされて買われすぎた銘柄から売られる展開となった。一時、買戻しを急ぐ動きもあって切り返す場面もあったのだが、戻り切らないと見ると売り直されて安値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に材料がないなかで売りものがちとなり、後場に入るとさらに下値を試す動きとなった。31,000円台に戻らないと見ると見切り売りもかさんで大きな下げとなり、指数に影響の大きな銘柄の下落が一段と進みさらに指数を押し下げる展開となった。最後は買戻しも入り若干切り返す場面もあったが、あくまでも目先の買戻しということで安値圏での引けとなった。

小型銘柄は比較的値持ちの良いものが目立った。マザーズ指数やグロース指数は小幅高だった。先物はまとまった売りが散発的に見られ、指数を下押す場面もあったが、買戻しが入っては売られ、ということで持ち高調整の売りがかさんだことで指数を下押した感じだ。

さすがに上げ一服となったが、5月は大きな上昇となった。特に何がどうしたということでもないのだが、買い材料がないから買われすぎ銘柄に空売りが積み上がり、買戻しで指数を押し上げたということなのだろう。

6月になっても特にかわらないと思うが中国景気への懸念も出てきており、ここから米国景気の悪化懸念などが出てくると一気に売られることになりそうだ。

テクニカル分析

日経平均

いったん調整となりそうだ。移動平均線との乖離はまだまだ大きく、ミニ三尊天井を形成するような場面なのだろう。ネックラインを作るような押し目を確認することになりそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。