日経平均 | 32,891.16円 △222.82円 |
為替 | 1ドル=140.14円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億8,823万株 |
売買代金 | 3兆2267億12百万円 |
値上り銘柄数 | 1,126銘柄 |
値下り銘柄数 | 621銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 96.08% |
市況概況
金融政策決定会合を前に緩和継続期待から買戻しが進む
米国株はFOMC(公開市場委員会)での利上げが見られたものの、特に反応は見られず個別の決算発表に振らされてまちまちとなった。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が円高を嫌気するように売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。
ただ、寄り付きからの売りが一巡となると明日の日銀の金融政策決定会合で緩和継続が期待されることから買戻しを急ぐ動きとなり、一転して堅調な展開となった。戻れば売りというよりは買戻しを急ぐから指数に影響の大きな「品薄銘柄」が指数を押し上げる形で日経平均は堅調だった。
昼の時間帯も特に材料がないことから緩和継続期待が膨らんで買戻しが入り、後場に入ると一段高となった。
指数が高くなることでヘッジ売りの買戻しも増え、さらにヘッジ売りが増えるというような感じで節目と身られる32,800円水準、25日移動平均線や基準線を上回って上値を目指すことになった。さすがに33,000円をつけるほどの買いは入らず、最後は手仕舞い売りやヘッジ売りなどに押されて上げ幅縮小しての引けとなった。
小型銘柄にも買戻しが入ったが特に買い上がるということでもなく小動きだった。マザーズ指数やグロース指数は小幅高だった。先物はヘッジ売りの買戻しなどが見られて指数を押し上げる要因となった。まとまった買いが入るというよりはあくまでも買戻しとヘッジ売りという図式で指数を押し上げた感じだ。
小動きとなるかと思ったが緩和継続を織り込むようにヘッジ売りの買戻しが見られたものと思われる。指数に影響の大きな銘柄がちょっとした買いが入ると大きく上昇するという状況で指数を押し上げた面もあり、内容がない上昇となった。
足元の好調な決算発表を好感する向きもあったが、特に割安感が出るようなことでもなく、あくまでも買戻しが中心ということなのだろう。ここまで上昇となると日銀の金融政策決定会合で緩和継続となっても織り込み済みということになるのだろうし、逆に緩和の終了が示唆されると暴落となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
気迷い線となった。ここで底値を付けたという感じもあり、保ち合い相場続いているということだろう。25日移動平均線や基準線までの戻りが期待される。
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