日経平均 | 32,759.23円 ▼131.93円 |
為替 | 1ドル=139.11円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 25億3,648万株 |
売買代金 | 5兆7000億67百万円 |
値上り銘柄数 | 758銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,020銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 96.08% |
市況概況
日銀に振り回されて(!?)大乱高下!!
米国株は軟調となったが、その要因となったのが日銀の金融政策変更懸念ということで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから売り先行となった。売り気配から始まる銘柄なども見られ大幅安となり、その後は乱高下となった。何とも落ち着きがない動きで上がれば売られ、下がれば買われるという展開となった。
昼の時間帯には日銀の金融政策決定会合の結果が発表される前から買戻しを急ぐ動きとなり、後場は戻りを試すような始まりとなった。その後金融政策決定会合の結果が発表されると一気に買戻しが入り32,800円の節目を抜けるところまで買われた。
ただ、その後は急転直下急落となり、今度は32,000円を割り込むかと思われるところまで売られた。それでも、32,000円を割り込まなかったことで買戻しが入ると引け後の日銀総裁の記者会見への期待などもあって買い直され、再度32,800円まで戻す展開となり、結局戻しきれなかったものの下げ渋りとなった。
小型銘柄も乱高下に付き合うような形だったが、買戻しが入りにくい分、下げがきつかった。マザーズ指数やグロース指数は大幅安となった。先物は乱高下となった。相場を先導するようにまとまった売り買いが交錯し、指数を右往左往させる要因の一つとなった。
夜中に金融政策の変更がリークされるという前代未聞のこととなった。結局指数の終値ベースでの変化は少ないが、先物主導で右往左往させられたということだ。結局は金融緩和の終了がどこかで始まるということがはっきりとしたということでもあり、金融政策決定会合や日銀総裁の言動に振り回される相場となりそうだ。
ただ、基本的には指数の上値も限られるということでもあり、個別に買える銘柄を探すに越したことはないということなのだろう。業績好調で成長性が期待される銘柄、割安銘柄を個別に物色し、日経平均が大きく跳ねるところではコール売りをするということで良いのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
大乱高下大会となった。それでも結局は25日移動平均線や基準線を抜け切れなかったという形であり、まだまだ保ち合い継続ということで良いのだろう。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。