この記事は2023年9月28日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=1st footage/stock.adobe.com)

2023年9月28日(木)の午前11時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は心理的節目の150円に接近したことで日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が一層高まりそうだ。

昨日27日(水)の海外市場で付けた149.71円前後は、奇しくも政府・日銀が円買い介入を実施した昨年10月21日以来の高値である。

本日28日(木)朝も、特に理由のないまま一時149.30円台に数十銭下落するなど神経質な動きが見られており、引き続き東京市場では介入警戒感を背景に伸び悩む展開が予想される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

仮に150円アタックの動きがあるとすれば、昨日27日(水)と同様に介入警戒感がいくぶん薄れる海外市場となりそうだ。

なお、本日28日(木)のNY市場では前週分の米新規失業保険申請件数が発表されるほか、パウエルFRB議長の講演が予定されている。

昨日27日(水)4.64%台に上昇して2007年10月以来の高水準を付けた米10年債利回りが、これらを受けてさらに水準を切り上げるかが焦点だろう。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。