電子レンジなどに使われるマイクロ波を活用した省エネの製造技術を化学メーカーなどに提供する大阪大学発のマイクロ波化学。2022年6月に新規株式公開(IPO)して以来、脱炭素銘柄として注目されています。

熱や圧力を用いた製法が主体だった化学品の製造プロセスを、同社がノウハウを持つマイクロ波によりピンポイントで熱を伝える手法に置き換えることなどで、顧客企業が二酸化炭素の排出量や加熱時間を大幅に削減できるといいます。

国内外の大手企業と続々と提携を決めている同社ですが、成長の持続性や事業の拡大余地とは。共同創業者の吉野巌社長を招き、戦略に迫ります。

マイクロ波化学社長 吉野巌氏 ―― トップに聞く(短縮版)

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