この記事は2023年10月10日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=whyframeshot/stock.adobe.com)

2023年10月10日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

この週末で状況が激変した。全く考えていなかったイスラエルとハマスの戦闘が始まり、FRB高官から利上げ停止とも取れるような発言が相次いだ。

ダラス連銀のローガン総裁、ジェファーソンFRB副議長などが、どちらかというとハト派な発言だったこともあり、米ドル/円の上値は重くなった。

またFedウオッチの11月の利上げ据え置き予想が先週6日(金)時点では73%ほどだったものが、86.4%まで辺りまで上がってきている。これによりマーケットは利上げは遠のいたと受け止めている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、147.50~150.50円。147.50~148円ゾーンは底堅いと考えているが、ここから148円を下回り147円台後半レベルまで下がったら、買ってみたいと考えており、戦略としては買い回転で考えている。利食いは150円台に固執しなくても149円台後半でも十分そうだ。

今後イスラエルとハマスの戦闘が拡大した場合、米国は当事者にはならないとは思うが、米国とイスラエルは関係が深いため、軍備を増強させたり資金支援をするということにはなるかもしれない。

そうなれば米国は国債を発行せざるを得ず、価格は下落し、金利が上がるという流れになる。その上がった金利を見てドルを買えるのかと言われると本来どうなのかというところだ。

国債発行が米経済にプラスになるのかどうかもわからないし、ドルが買われる要因になるのか疑問。とりあえず下方向にいけば一発目の147.50~148円ゾーンは買ってみたい。ただし、買った後に伸びていかないようであれば、売り方向にスタンスを変えていきたい。

▽米ドル/円の日足チャート

231010kobayashiS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。