この記事は2023年10月18日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=taa22/stock.adobe.com)

2023年10月18日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日17日(火)は日銀による物価見通し引き上げの報道で急速な円買いが進み、一時148.71円まで下押しする場面がみられた。

物価見通し引き上げに関しては以前から報道されていたため、反応は行き過ぎに見えるが、AIが過敏に売り込んでいき、下値が伸びないと判断して高速で買い戻すという動きだったのではないかと想像している。いずれにせよ関連ヘッドラインには過敏反応する局面が続くのだろう。

全体観として米ドル/円は好調な米経済指標が続くも、FOMCメンバーによる相次ぐハト派発言などもあり、150円手前での硬直相場が続いている。

明日19日(木)はパウエルFRB議長の発言があり、足元では強い米経済指標が目立っているので少しトーンが強くなれば、膠着状態を抜け出せるきっかけになるかもしれない。また、合わせて中東情勢のヘッドラインも横目で見ながらリスク許容度の変化を見極めることになる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は150円の攻防。当局者はもちろん、ヘッジファンドなど多くのプレイヤーが意識している水準なだけに乱高下もありそうだが、最終的には上抜けてくるのではないだろうか。

円買いの為替介入についてもIMF(国際通貨基金)から「介入要件満たさず」とバッサリ切られており、現在の低ボラティリティでは介入を正当化しにくいだろう。とはいえ、再来週に日銀決定会合があり、ヘッドラインにクロス円は数円クラッシュする可能性もある。

ロングで攻めたいのであればストップはタイトに、突っ込みたくないのであれば下がったところを拾っていくスタンスでマーケットに臨みたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。