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(画像=株式会社TechBowl)
小澤 政生(おざわ まさお)
株式会社TechBowl代表取締役CEO
大阪府出身。京都大学経済学部経営学科を卒業後、2010年サイバーエージェント入社。新卒採用責任者を経て、2018年10月に株式会社TechBowlを創業。
「エンジニアリングで日本の国力を上げる」という考えのもと、2019年に本気で、キャリアを伸ばすエンジニア塾「TechTrain(テックトレイン)」を開始。エンジニアの教育、紹介事業を展開。開始から4年で会員数7,500名を突破。
株式会社TechBowl
エンジニアの教育、紹介を行う創業6期目のスタートアップです。60社120名を超える有名企業のエンジニアに直接レクチャーやメンタリングを受けられ、現場で即戦力となるエンジニアを5段階レベルに分けて育成しています。個人向けにスキルアップ・キャリアアップ支援、法人向けにリスキリング(社内研修)支援を行っています。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」にも第1期で採択されています。

これまでの事業の変遷について教えてください。

私の事業の変遷は、エンジニアの採用からエンジニアの育成へと焦点が移った結果と言えます。サイバーエージェントでエンジニアの採用を7年ほど経験した頃、採用のみならず、エンジニアの「育成」に魅力を感じ、独自の教育事業「TechTrain(テックトレイン)」を立ち上げる決断をしました。TechTrainでは、エンジニアの育成に注力し、育てた人材を企業に紹介したり、様々な業界・業種で社内のリスキリング研修を行っています。現在の目標は、IT業界全体の人材育成が早くなるような仕組みを作ることで、日本の国力を向上させることに貢献していきたいと考えています。

株式会社TechBowl
(画像=株式会社TechBowl)

一番感銘を受けた書籍とその理由は?

感銘を受けた書籍は「海賊と呼ばれた男」です。この本は、出光興業の創業者である出光佐三氏がモデルになったといわれています。当社と比較して規模は違いますが、採算が合わないと分かりつつも、時流を読みながらあらゆる挑戦をし続けるその姿勢に深い共感を覚えました。

具体的には、スタートアップの我々にとって、何もない状態から新たな価値を創出する経験や、これから取り組むべき課題を明確に見つけ出す視点を与えてくれました。また、人物の行動力やバイタリティは、私自身のビジネスにおける挑戦に対するエネルギーを刺激し、自己変革と開拓への意欲を維持するための支えとなっています。

読書はどのように仕事に生かせたでしょうか。

「海賊と呼ばれた男」から学んだことは、私の経営思想に大きな影響を与えました。具体的には、この本から学んだ価値の創出の思想を、我々のビジネスモデルや新しい融資先の発掘など、具体的な業務へと活かしています。

また、登場人物のダイナミックなエネルギーや行動力は、困難な場面でのトラブルシューティングや新規事業のプロトタイピング、創意工夫など、現場での具体的な行動に直結しています。さらに、その人物の成果を重視したリーダーシップスタイルは、自身のマネジメントに生かされており、結果重視の組織風土と明確な目標管理を形成する際の参考となりました。

以上のように、「海賊と呼ばれた男」から学んだ教訓は、我々の事業の成長、組織風土の形成、そしてリーダーシップスタイルという3つの領域で実際に活かされています。

経営において重要としている考え方を教えてください。

私が最も重視する考え方は、「わからないときは、まず小さく・早く・狂ったように試すこと」です。新しいことを始めるとき、全て理論だけで進めるのではなく、具体的な行動から得られる結果を見ることが重要だと考えています。

そして行動する際は具体的な計画を立て、慎重に事を進めながらも、良いと思ったアイデアは大胆に行動に移すようにしています。私たちは会議での情報共有よりもツールを利用して素早く情報を共有することが効率的であると認識しています。このアプローチにより、全員が情報を共有しながら柔軟に対応でき、状況や結果に応じたフレキシブルなアクションが可能です。社員一人ひとりが各自の仕事に責任を持ちながら成果を出し、その成果を達成するために必要な行動を楽しむ環境づくりを重視しています。

最後に、御社の未来構想や従業員への期待について教えてください。

私が思い描く未来は、エンジニアリングを通じて日本の国力を何倍にも引き上げることです。当社の目指す場面は、エンジニアの数だけでなく質を高めていくことから着手し、新たなサービスを創出するなど多角的な事業展開を行うことにあります。

従業員には、楽しみながら成果を出すことを強く期待しています。そのためには、必要なスキルや知識を習得するだけでなく、自分たちの仕事が全社の業績や成長にどのように影響を与えているのか理解し、自分自身で仕事の成果と楽しさを両立させるための工夫をすることです。我々が根底に持つ思想は、楽しみながら成果を出すということであり、そういうチームで一緒に働きたいと思う方を募っています。

株式会社TechBowl
(画像=株式会社TechBowl)
株式会社TechBowl
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株式会社TechBowl
(画像=株式会社TechBowl)
氏名
小澤 政生(おざわ まさお)
会社名
株式会社TechBowl
役職
代表取締役CEO