日経平均 | 30,858.85円 △161.89円 |
為替 | 1ドル=150.22円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億6,228万株 |
売買代金 | 4兆6793億07百万円 |
値上り銘柄数 | 1,419銘柄 |
値下り銘柄数 | 222銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 80.23% |
市況概況
日銀の金融政策決定会合での波乱も見られたが結局方向感は見られず
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が一時大幅安となるなど、米国株が大幅高となるなかで日銀の金融政策決定会合の結果を先取りするように売り先行となった。それでもはっきりと方向感が出るということでもなく、上がれば売られ、下がれば買われるという状況で日銀待ちと言う展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も方向感に乏しかったが、日銀の金融政策決定会合でYCC(イールドカーブコントロール)の見直しなどが発表されたがマイナス金利の継続など一気に金融緩和が終了するということでもなく、織り込み済みということで買戻しが入り指数は押し上げられた。
銀行株や商社株などに好調な決算を発表するものなどもあり、日銀の発表と合わせて売られすぎ割安銘柄が買われる展開で指数は堅調な推移となった。それでも指数に影響の大きな銘柄には割高感から金利上昇の影響を懸念する動きも見られ、指数を押し下げる要因となり、日経平均は上値の重い展開となった。
小型銘柄も目先的な売られすぎの反動もあり、総じて堅調となった。マザーズ指数やグロース指数は大幅高となった。先物は日銀の金融政策決定会合の思惑などから指数を押し上げる場面も押し下げる場面もあり、指数を振り回すような展開となった。目先の持高調整や投機的な動きであり、きちんとした方向感は見られなかった。
夜間取引で大きく下落する場面もあったことからどうなることかと思われたが、やはり金融緩和の終了が始まっていることを確認する結果となった。それでも割安感が強い銀行株や商社株が好調な決算を発表し、金融緩和の終了の影響も少ないことから買い直されている。この流れはまだ続くと思われ、買われすぎ銘柄が売られ売られすぎ銘柄が買われることになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
堅調ではあったものの上値が重く、下値模索継続という感じだ。まだ調整が続くということで戻っても25日移動平均線までということなのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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