この記事は2023年11月7日（火）に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年11月7日（火）の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週3日(金)の米雇用統計で、利上げの終了ニュアンスが、かなり強くなってきた。
ただ、それ自体は以前からあったものの、当初2025年の5月か6月と考えられていたものが、来年2024年の5月か6月には利下げ局面がスタートするというところまで織り込んできた。ーケットがこれに加え長期金利の下げを見てドルを売ってきたという流れだ。
3日（金）に付けた米ドル／円の安値が149.16円付近だったが、これがもし148円台まで落ちれば下値が固まるのではないかという見方をしている。
現在はどこまでも売れる相場ではないと思うので、上でショートを振った後、148円台で利食って、なおかつ148円ちょうど付近で買ってみたい気持ちになっている。
また150円ちょうどに50億ドルを超えるオプションがあるため、150円を挟んで上を売る、下を買うというガンマトレードが何度も出てきそうな気がする。
そのため、上にも行けず、下にも行けずという展開になるかもしれない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル／円予想レンジは148.00～151.50円。本来今週は跳ねたら売って下で買い戻し、なおかつ、下がったところではアドベンチャーロングを取ってみたいと考えていた。
しかし本日7日（火）限定で考えれば、どちらかというと昨日6日（月）の急落後に上がってきた150円台なので、149円台から売り上がっているポジションもあるようだ。
そのため、本日7日（火）は下がる様子はないが、もし下がったら売りが出てくるだろう。
▽米ドル／円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
