この記事は2023年11月14日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=AI Farm/stock.adobe.com)

2023年11月14日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日13日(月)の夜、米ドル/円は151.91円付近の高値を付けてから70銭ほど急落しているがこれは介入ではなかったようだ。

ただ、介入警戒感があるため、151.90円付近より上は買いづらく、また下で買っている人のロングの利食いも出やすいレベルなのだろう。さりとてショートで攻める訳にも行かず、買わざるを得ない状況だ。

神田財務官もこのところ発言はないが、もし昨年2022年10月につけた直近高値である151.95円レベルを超えてくれば、直近高値を超えてきたことイコール過度な変動と言えなくもないので要注意。神田氏は介入の口実を探しているのではないかという気もする。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは148.00~152.80円。これは152円台で介入があると考えての予想レンジ。もし介入がなければ148円ちょうどまで落ちることはないと考えている。その場合下がっても150.50円辺りまでだろう。

戦略的には押し目買いスタンス。ただ実際に介入が入れば2~3円は簡単に急落するため、ロングポジションは引っ張らず、リアルタイムでこまめに早めに決済したほうがいいだろう。

押し目買いのオーダーやオーバーナイトなども避け、とにかくリアルタイムトレードに徹したい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。