この記事は2023年11月15日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=ipopba/stock.adobe.com)

2023年11月15日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日14日(火)公表された米CPIの結果が総合:+3.2%(予想:+3.3%)、コア: +4.0%(予想:+4.1%)と両指数ともに下振れしたことで米ドル/円は150.15円付近までダウンサイドへ走る格好となった。

パウエルFRB議長は金融政策の決定に関しては今後のデータ次第としており、今回の結果をみるに12月13日に予定されている次回FOMCでの利上げは据え置きとなるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米CPIは下振れたものの、米ドル/円で考えるとやはり押し目買いが第一感。為替介入が警戒される152円迄の距離ができたので下値を丁寧に拾っていきたい。

一方、本日15日(水)に公表される米小売り売上高、米PPIが予想を下振れるとそれ相応のボラティリティをともなってダウンサイドへの動きを加速させる可能性はある。

150円を割れて走るイメージも持ちつつ、米指標の結果を待ちたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。