幻の温泉郷と伝えられる「芦ノ牧温泉」
会津東山温泉のさらに南側に20km行ったところにあるのが「芦ノ牧温泉」です。芦ノ牧温泉は、その昔たどり着くのが困難を極めたことから、「幻の温泉郷」としても伝えられております。
開湯は、1200年ほどまえに会津東山温泉と同様の行基によって、あるいは弘法大師によって発見されたといわれております。江戸時代までは、地元の方々が利用するだけでしたが、1902年に温泉地までの道路が整備され発展しました。
泉質は、塩化物泉や単純温泉で弱アルカリ性、神経痛や筋肉痛、関節痛などの痛みに効果があるとされております。共同浴場はなく、ホテルや旅館がメインとなります。
芦ノ牧温泉には、磐越道の会津若松ICより車で約20km 30分、東京駅からは磐越道の会津若松ICからアクセスする他、東北道の「白河IC」から一般道の国道289号線と国道121号線を通るルートも便利で、約250kmで3時間30分ほどでアクセスできます。
福島県の温泉や観光の楽しみ方
福島県は、日本の都道府県で北海道・岩手県に次いで、3番めに大きい県です。そのため、とにかく広大で、浜通り・中通り・会津地方で旅先の雰囲気にかなり違いがあります。
なので、ある程度地域や地方を絞って温泉や観光を楽しむと、時間を効率よく使いながらより多くのスポットへいけますのでおすすめです。そのためにも、あらかじめのスケジューリングが重要です。
また、東京を中心とした首都圏から福島県内で近い地域にあたる白河市や須賀川市周辺などにも、温泉や観光を楽しめるスポットがたくさんありますので、時間や予定に限りがある方は福島県の玄関口周辺を訪れるのもおすすめです。
福島県の温泉地は魅力的なところがたくさんですので、ぜひ観光と合わせて東北道や常磐道・磐越道のドライブとともに楽しんでいただけたらと思います。
■この著者のプロフィール、これまでの記事はこちら:https://www.mobilitystory.com/article/author/000017/