日経平均 | 35,477.75円 ▼141.43円 |
為替 | 1ドル=147.61円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億8,611万株 |
売買代金 | 5兆2787億34百万円 |
値上り銘柄数 | 486銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,115銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 116.53% |
市況概況
さすがに手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株は軟調だったが、半導体関連銘柄などが買われていたことや円安に振れたことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日も買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も上がるから買う、下がらないから買うと言うような展開で買戻しを急ぐ動きとなり、一気に36,000円を抜けて上値を試す動きとなった。ただ、香港市場が大きく売られて始まったことなどをきっかけに手仕舞い売りを急ぐ動きとなり、一気に上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯は若干買戻しなども見られたものの手仕舞い売りを急ぐような動きとなり、後場も寄り付きから売り物がちで始まった後は売り急ぐ場面もあった。
さすがに昨日の終値を下回り、心理的な節目でもある35,500円を意識すると買戻しも入り下げ渋りとなったものの冴えない展開が続いた。結局最後も見切り売りや手仕舞い売りが嵩んで昨日の終値を下回り、35,500円を下回ってほぼ安値引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、寄り付きから売りが止まらずじり安となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが散発的に見られて売り急ぐ場面もあり、指数を大きく下押す要因となった。買い戻しは限られ、見切り売りに押される場面もあった。
一気に36,000円を超えて買われる場面もあったが、さすがに買い疲れ感や買戻し一巡感、そして地政学リスクや日銀の金融政策決定会合への警戒などもあって売られる展開となった。
当面の高値となった可能性も高く、買戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されることになるのだろう。半導体関連銘柄などが決算発表を受けて買われすぎ感が強まれば指数はさらに大きく調整となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
長い上髭での陰線となり、移動平均線からの乖離も大きいところでもあり、いったん高値を付けたということなのだろう。25日移動平均線までの調整を考えておいても良いと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。