この記事は2024年3月19日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Slowlifetrader/stock.adobe.com)

2024年3月19日(火)の午後13時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

今回の日銀の政策金利と声明発表に関して、イメージ的には内容がほぼ出そろっていたため、昨日18日(月)早朝時点では、発表後も円高に行かないのではと思っていた。

当初、政策金利変更は3月ではなく4月だと思っていたのだが、度重なる情報リークで、発表が近づくに連れ、3月の利上げ実施の見方が濃厚になっていった形だった。そして本日19日(火)正午過ぎ、実際、日銀はマイナス金利解除に踏み切った。

その後米ドル/円はMAX148円台後半から147.30円付近まで下がる可能性があるかと最初は思っていたが、それほど円高に行かないのであれば逆に、150.50円付近まで上がる可能性があると思っていた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、昨日18日(月)早朝時点では、147.30~150.50円で想定していたが、148.00~151.50円に変更したい。

戦略的には押し目買いで150円方向に向けて丁寧に押し目を拾って行きたい。間違ってもレベル感でショートを振ることだけは避けたいところだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。