250  DUKEの足着き性をチェック

250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
人間工学に基づいたライディングポジションを実現している250 DUKE。(画像=「Moto megane」より引用)

新設計フレームによりシート高は830mmから800mmへ下がり、身長172cmのライダーがまたがると両足をベッタリと着ける。車体はコンパクトだがライディングポジションに窮屈さはなく、アップライトで快適なフォームが決まりやすい。足着き性がよく、車重も軽くて取りまわしやすく、小柄なライダーにも扱いやすさが感じられるだろう。

250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
ハンドルバーやシートは、ハンドリングや安定性を損なうことのないようデザインされている。(画像=「Moto megane」より引用)

アップタイプのバーハンドルは広すぎず、軽快なハンドリング操作が行なえる。シートは厚めのシートフォームを使用し、人間工学に基づいてデザインされた新形状となっている。足着き性と座り心地が改善され、それも乗りやすさとして感じられる。

250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
燃料タンクとヘッドライトはエッジの効いたシャープな形状にデザインされている。(画像=「Moto megane」より引用)

燃料タンクは金属製で、容量は約15L。ヘッドライトはLEDだが、デイライトは非装備となっている。ヘッドライト、エアインテーク、タンクは、DUKEシリーズらしいアグレッシブなイメージにまとめられている。車体色は画像のエレクトロニック・オレンジとセラミック・ホワイトの2色が設定されている。

250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
アグレッシブなデザインのサイドビューに対して、正面と後方から見る250 DUKEの車体はスリムさが際立っている。(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
新デザインとなった5インチ液晶ディスプレイ。速度、エンジン回転、燃料計、水温計、バッテリー状態などを表示する。トラクションコントロールやエンジンモード設定は装備していないが、リヤのABSは解除できる。スマホとの接続が可能で、音楽再生や電話応答ができる。ディスプレイ左横には電源ソケットを装備。(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)
250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
ディスプレイの表示変更や機能設定はハンドル左側に設置された「4ウェイ・メニュー・スイッチボックス」で操作する。ボタンは大きめで、グローブのままでも操作しやすい。ハンドル右側はキルスイッチとスタートボタンが配置される。(画像=「Moto megane」より引用)

粘るトルクと回しやすいエンジン。ウェット路面でも自在な走りを楽しめる!

250 DUKEがフルモデルチェンジ! 次世代エンジン「LC4c」を搭載し、楽しさと扱いやすさマシマシ
(画像=「Moto megane」より引用)

試乗当日は雨が降り続き、路面はウェット状態。250 DUKEに初めて乗るということもあり、まずはタイヤのグリップ力を確認しつつ、アイドリングからスロットルを少し開けた状態で発進してみた。取りまわしで軽さを感じた車体は走り出しも軽快で、車体がスッと前進する。極低回転域でもトルクが粘り、エンストしそうなエンジン回転の落ち込みがないのが好印象だ。

さらにスロットルを開けていくと、低中速トルクもしっかりと立ち上がってくる。タイヤからの接地感も分かりやすく、ウェットでも前後タイヤが路面をグリップしているのが伝わってくる。パワーは驚くほどではないものの必要充分。蹴り出されるような加速力はないが、エンジンは高回転まで振動もなくスムーズに回り、スロットル操作に対する加速が予想どおりで扱いやすい。

取りまわしの軽さは乗り味の軽さにもなっていて、コーナーもヒラヒラとクリアしていける。前後サスは状態のいい舗装路での乗り心地はフラットだが、荒れた路面では底突きを感じた。フロントサスに調整機能はなく、トラクションコントロールやエンジンマップ変更といった機能もないが、極低回転からトルクがしっかりと立ち上がり、高回転までスムーズで扱いやすいという250 DUKE本来の乗り味が逆に鮮明に感じられた。DOHCからOHCになったデメリットはなく、むしろ実用域での扱いやすさは増しているように思った。初めてDUKEシリーズに乗ってみようという人や、バイク自体初めてというビギナーにもおすすめできる乗りやすさと楽しさのある1台になっている。

全長/全幅/全高NA
装備重量165kg(燃料含む)
ホイールベース1357mm
シート高800mm
エンジン型式水冷4ストロークOHC 単気筒
総排気量249cc
最高出力23kW(31PS)/9500rpm
最大トルク25Nm/7500rpm
燃料消費率(WMTCモード値)NA
燃料タンク容量約15L
ブレーキ形式前ダブルディスク、後ディスク
タイヤサイズ(前/後)前110/70R-17 後150/60R-17
ボディカラーエレクトロニック・オレンジ、セラミック・ホワイト
価格68万9000円