日経平均 | 38,102.44円 ▼712.12円 |
為替 | 1ドル=157.44円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億0,231万株 |
売買代金 | 3兆6272億06百万円 |
値上り銘柄数 | 336銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,265銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 87.21% |
市況概況
週末の日銀総裁記者会見を受けて大幅安
週末の米国株はまちまちで、特に金利が動いたわけでもないのだが、先週金曜日の引け後に行われた日銀総裁の記者会見で金融緩和の終了が続くと想定されたことが嫌気されて売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後も節目と見られる38,500円を下回ったことで見切り売りもかさみさらに下値の節目と見られる38,000円を割り込む水準まで売られた。さすがに38,000円を割り込むと買戻しも入り下げ渋りはしたものの大幅安となった。
昼の時間帯も買いは見られず、後場も売り先行となったあとも38,000円を割り込む水準まで売られた。前場同様に38,000円を割り込むと買戻しも入り下げ渋るのだが戻りも鈍かった。引けを意識した時間帯になると戻りも鈍かったが特に売り急ぐことでもなく、何とか38,000円台を維持したものの大幅安となった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも散見され、グロース250指数やグロース株指数は軟調ながらも大きく崩れることはなかった。既に大きく売られているものが多いので買われすぎ感がないのだろう。先物はまとまった売りが散発的に見られ、指数を下押す場面もあったが、特に大きく方向づけるということでもなく、戻れば売りという形が主体だった。
金融緩和の終了が現実問題として浮上してきており、買い気の乏しい展開となっている。物価高でのスタグフレーション懸念も脱ぎい切れないなかで金利上昇の影響などが気になるということなのだろう。
欧州での政局不安も日本での移民問題として懸念されているものと思われる。消費の伸びや実質賃金の伸びが見えないとまだまだ良くて保ち合いなのだろうし、ここからさらに下値模索となる可能性もある
テクニカル分析
日経平均
かろうじて遅行スパンがローソク足にサポートされた形だが、25日移動平均線や基準線、雲の下限(先行スパン1)も下回り、三役逆転となりそうだ。さらに下値を試すことになるのか、保ち合い継続となるのかが注目される。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。