日経平均 | 38,211.01円 △259.21円 |
為替 | 1ドル=145.30円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 15億0,059万株 |
売買代金 | 3兆1195億58百万円 |
値上り銘柄数 | 1,033銘柄 |
値下り銘柄数 | 548銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 106.34% |
市況概況
為替に反応して右往左往する展開
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も堅調だったのだが、円高となったことが嫌気されて売り先行となった。
それでも寄り付きの売りが一巡となり、38,000円を割り込んだところでは買い戻しなども見られて切り返し、今度は上値を試す動きとなった。為替が円高になると売られ、円安になると買われる展開で意外高となり、一時38,400円を超える場面まで買われた。それでも買戻し一巡となったものから売り直され上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯には手仕舞い売りも出て、後場は安く始まり、再び38,000円を割り込んでは買い戻されるという展開となった。底堅さが確認されると戻り歩調となるものの38,100円前後では上値も重く、さらに38,000円を割り込むまで売られ、そして今度は買い戻しが入り38,100円を超えるところまで買われた。
引けを意識する時間帯からは為替動向に関係なく、目先の需給要因で再度ファーストリテイリングや信越化学など買戻しで大きく指数を押し上げていた銘柄が買い直され、日経平均は後場の高値引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いで指数を動かす場面も多かったが、売り買いが断続的に見られるわけでもなく、上がれば売られ、下がれば買われるというような展開だった。
手掛かり難のなか、為替に振らされる展開となっている。円安効果で好決算となった銘柄も多く、為替の水準で景況感も変わるということなのだろう。少なくとも日銀の利下げやFRB(連邦準備制度理事会)の利上げなどはないのだから、円高気味にはなりやすいのだろう。
38,000円台は戻り売り圧力も強く、上値の重さを嫌気しては売られるというような調整が続くと思う。割安銘柄が下がったところではしっかりと買われると思うが買われすぎ銘柄は戻り売りに押されるものも多いと思う。
テクニカル分析
日経平均
引き続き日経平均は25日移動平均線にサポートされ、TOPIXは上値を押さえられるという状況だ。25日移動平均線の下落はまだ続くので上値の重い展開が続くのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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