この記事は2024年10月22日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
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2024年10月22日(火)の午後13時に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は、週初に考えた予想上値の150.80円を突破してしまい、13時現在151円手前で推移している。

現在の為替相場は、米債利回り上昇の可能性と米大統領選におけるトランプ氏勝利の可能性が強くなるにつれてドル買いが強くなる相場。ただ今週、米国指標において特別悪い結果が出なければ、焦点は週末の日本の衆院選。

しかし衆院選で与党は過半数をとれない可能性が非常に高くなってきており、これは株売りからの円買い・ドル売りのリスクオフ。ただし米ドル/円はトランプ優勢だと、一方的な円高にはなりづらいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、148.00~152.00円。

個人的にショートが好きなこともあり、気持ち的に売りたくなってしまい何度か失敗しているので、やはり戦略的には押したところを買って行くのが得策なのだろう。よって怖いながらも押し目を買っていくスタンスで臨みたい。

また来週28日(月)の週明けは、週末の衆院選で、自民大敗から窓開けスタートで急落というシナリオが考えられるため、選挙前にはノーポジにして週末に備えたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。