この記事は2024年10月22日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Grispb/stock.adobe.com)

2024年10月22日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日21日(月)米長期金利が急騰し、現在も4.2%を少し超える水準となっている。

これから米国が利下げするという中で長期金利が上昇しているのは違和感があるのだが、過去にこういうケースがなかったわけではない。ただ今回はおそらく、米大統領選におけるトランプ氏勝利を見越した「トランプトレード」が先走っていることが要因だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国での、関税引き上げと大規模な減税実施という環境下ではおそらく、インフレが再度上昇し、米金利が上昇してドル上昇ということになると思うが、トランプ政策は極端なので、アンコントローラブルな状況がやってくるのではないかという恐怖感で、少し無秩序な状態になりつつあるような気がする。

2022年の英国のトラスショックのような状況も念頭に置きつつ、意外な相場変動に備えたいところ。

ドルは強く、もしかすると株価が急落する可能性があるかもしれないと思っている。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。