この記事は2025年1月24日にSBI証券で公開された「「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選」を一部編集し、転載したものです。

「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選
(画像=SBI証券)

目次

  1. 「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選
  2. 一部掲載銘柄を解説!
    1. ラクス (3923)~「楽楽精算」「楽楽明細」等で企業のDXを支援。業績も拡大傾向
    2. 長瀬産業(8012)~ものづくりの課題を素材で解決。株主還元を強化
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「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選

東京株式市場では、1/23(木)の取引時間中に、日経平均株価が1/8以来となる4万円の大台を回復するなど、おおむね堅調な動きになっています。

米国時間1/20(月)にトランプ氏が正式に大統領に就任しましたが、その就任演説で、関税や為替政策に関する具体論が出なかったこと等から、内外の株式市場で安心感が広がりました。日本時間1/22早朝には、ソフトバンクグループ(9984)等による米国でのAI(人工知能)関連巨額投資の方針が伝えられ、半導体や電線株等をリード役に株価上昇が加速する展開になりました。

日経平均株価は昨年秋以降、おおむね38,000円から40,000円のボックス圏を辿ってきました。その背景には、米SOX指数(半導体指数)がもみ合いとなり、日経平均株価への寄与度が大きい日本の半導体株ももみ合いとなってきたことが影響しているとみられます。しかし、半導体の需要を押し上げる巨額投資の方針が出てきたことで、主力半導体関連株がもみ合いを上放れ、日経平均株価も上値をトライするとのシナリオが強まってきたと言えそうです。

そうした中、東京株式市場では3月決算銘柄を中心とする24年10~12月期の決算発表シーズンがスタートしました。株式市場のムードが好転してきたこともあり、好決算銘柄は素直に買われ、株価上昇をリードする可能性も出てきたといえそうです。

そこで今回の「日本株投資戦略」では、業績予想の上方修正も期待できる好業績銘柄を抽出すべく、以下のスクリーニングを行ってみました。

①東証プライム市場上場
②時価総額1,000億円以上
③予想EPSを公表しているアナリストが3名以上
④3月決算銘柄
⑤25.3期中間期営業利益
 ・事前の市場予想を上回る
 ・前年同期比増益率20%以上
 ・25.3通期市場予想営業増益率を上回る
⑥25.3期3Q(3ヵ月)市場予想営業増益率が前年同期比10%以上
⑦25.3期市場予想EPSが過去4週間で増加
⑧26.3期市場予想営業増益率5%超
⑨取引所または日証金による信用規制・注意喚起銘柄を除く

図表の銘柄は上記の全条件を満たしています。掲載の順番は25.3期3Q(3ヵ月)市場予想営業増益率の順となっています。なお、市場予想はBloombergコンセンサスです。

「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選 「日経平均上放れ」で活躍?上方修正期待銘柄11選
(画像=SBI証券)

一部掲載銘柄を解説!

ラクス (3923)~「楽楽精算」「楽楽明細」等で企業のDXを支援。業績も拡大傾向

■国内大手DX企業。「楽楽精算(ラクラクセイサン)」「楽楽明細(ラクラクメイサイ)」のCMでお馴染み

2000年に創業。IT技術を、「楽(ラク)」に企業の発展に活用できるよう、業務効率化のためのクラウドサービス(SaaS)とIT人材支援サービスを行っています。2015年に東証マザーズ市場(現:東証グロース市場)に上場し、業績拡大に伴い2021年には東証一部(現:東証プライム市場)に市場変更しました。

おもな事業は以下の2つです。

▹ クラウド事業(24.3期の売上高構成比:85%)

交通費精算・経費精算システム『楽楽精算』や、電子請求書発行システム『楽楽明細』でお馴染みのサービスを、事業者向けに提供する同社の主軸事業。自社で企画、開発、運用までを行っています。ストック売上高比率(同)は92%超、同社提供サービスの累計導入社数(24.3期末時点)は、8万3,000社以上に上ります。

▹ IT人材事業(同:15%)

Web開発や機械学習などの専門技術に特化した、ITエンジニア派遣や人材紹介サービスを行っています。自社で採用した正社員を教育し、顧客先に派遣する形態です(常駐型)。

■足元の業績は堅調。今後は請求書関連システムで成長図る

25.3期中間期(24.4-9月期)時点の業績は、インボイス制度導入や電子帳簿保存法等が追い風となり、売上高230億円(前年同期比30%増)、営業利益46億円(同171%増)と増収増益。増収効果に加え、広告宣伝費の調整が寄与し、大幅増益でした。また、足元の堅調な受注状況を背景に、通期計画の1株当配当金の上方修正を行いました。

しかし、前期(24.3期)業績と比較し、前期比伸び率の鈍化が嫌気れ、株価推移は軟調です。長期的な視点では、コロナ禍で急成長した反動も影響したとみられます。さらに、同社主力サービスである経費精算システムは、国内では飽和状態であるとの指摘も市場から聞こえます。これに対し同社は、来期(26.3期)以降、請求書関連のサービスに注力するとしています。同社調べによると、精算システムの普及率は、請求書発行で18%、請求書受領で22%と、市場拡大余地が残存しているもようです。

■日本企業のIT投資は今後も旺盛となる見通し。「2025年の崖」も

「2025年の崖」で指摘されるよう、世界に後れをとらないようにするため、レガシーシステムが残る日本企業のDX投資は今後も加速する見通しです。一説によると、DX市場は、2030年度には2022年度の2.3倍以上にになるとされ、今後も拡大が見込まれます。トランプ米大統領の今後の政策に関し、先行き不透明感が漂う中、日本市場で安定成長が見込める企業としての面も挙げられます。

▽日足チャート(1年)

ラクス (3923)
(画像=SBI証券)

▽業績推移(百万円)

ラクス (3923)
(画像=SBI証券)

長瀬産業(8012)~ものづくりの課題を素材で解決。株主還元を強化

■ものづくりの課題を素材で解決する会社

創業は1832年(天保3年)で、歴史のある会社です。事業内容について会社資料では「ものづくりの課題を素材(マテリアル)で解決する会社」と要約されています。

事業セグメントは以下の5つで、様々な業界のサプライチェーンに川上から川下まで幅広く展開しています。

(1)機能素材(24.3期営業利益構成比19%)
   高機能樹脂、スペシャリティケミカル

(2)加工材料(同17%)
   合成樹脂、リサイクル素材、、バイオプラスチック等

(3)電子・エネルギー(同28%)
   変性エポキシ樹脂、フォトリソグラフィー材料、
   半導体・電子デバイス関連装置、精密研磨材料他

(4)モビリティ(同11%)
   自動車、農機、建機、航空機等のソリューションを提供

(5)生活関連(同25%)
   医薬、医療、化粧品、家庭、食品等のソリューションを提供

祖業の商社(24.3期売上総利益構成比58%)のみならず製造(同42%)も行い、研究開発にも積極的です。また、国内(同46%)のみならず、米州(同21%)、グレーターチャイナ(同14%)、アセアン(同9%)、欧州(同9%)にも展開するグローバル企業(25ヵ国に展開)です。

■業績は順調。会社計画を上回る利益に期待

25.3期中間期は売上高4,809億円(前年同期比6%増)、営業利益210億円(同45%増)と増収増益でした。営業利益は過去最高を記録しています。利益構成比の大きい電子・エネルギー、機能素材を中心に営業増益のセグメントが目立ちました。期中平均ドル・円相場は1ドル152.8円で前年同期から11.7円の円安・ドル高も貢献しました。

25.3期3Qの決算発表は2/6(木)の予定です。売上高9,400億円(前期比4%増)、営業利益365億円(同19%増)の通期会社計画に向けて順調に推移してきました。3Q累計(24.4~12期)の市場予想(Bloombergコンセンサス)営業利益は312億円(前年同期比35%増)です。また25.3通期の市場予想営業利益は381億円(同24%)です。決算発表直後の株価はこれらを上回るか否かに左右されそうです。

■低PBR解消に向け、株主還元に前向き

1/23(終値2,946.5円)時点で予想PER11.4倍、PBR0.78倍(Quickベース)と市場からの評価は低めです。ROEは5.8%(同)で、株主資本コスト8.0%(会社側)を下回っていることが要因です。専門性の高い業務内容ですが、同社IRサイトは、個人投資家にも比較的わかりやすい構成となっています。

25.3期の会社計画1株配当金は年間で90円を予定しています。予想配当利回り(1/23時点)は3.0%と東証プライム市場の2.5%を上回っています。24.3期まで14期連続で増配しており「日経連増配株指数」の採用銘柄になっています。25.3期および26.3期は「総還元性向100%」の方針です。

3月末時点で100株以上を半年以上保有している株主に、カタログからポイント内で好きな商品を選択できる株主優待も実施の方向となっています。

▽日足チャート(1年)

長瀬産業(8012)
(画像=SBI証券)

▽業績推移(百万円)

長瀬産業(8012)
(画像=SBI証券)

▽当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。東証プライム市場を中心に好業績が期待される銘柄・株主優待特集など、気になる話題についてわかりやすくお伝えします。

鈴木 英之
鈴木 英之
SBI証券 投資情報部長
・出身:東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味:ハロプロの応援と旅行(乗り鉄)
・特技:どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物:サイゼリヤのごはん
・好きな場所:秋葉原(末広町)
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的な寄稿も多数