日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,776.94円 △98.90円
為替 1ドル=140.48円
売買高(東証プライム、以下同) 20億3,475万株
売買代金 4兆3160億05百万円
値上り銘柄数 556銘柄
値下り銘柄数 1,031銘柄
騰落レシオ(25日) 108.55%

市況概況

日銀総裁のコメントで上昇に転じる

米国株が大幅安となり、夜間取引の日経平均先物が売られていたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。

積極的に買い上がる材料がないなかで米国での利下げ打ち止め感や日銀の利上げ懸念から円高に振れたことで売り急ぐ場面も見られた。下値の節目と見られる38,500円を割り込むと買戻しも見られ、植田日銀総裁のコメントで金利上昇がけん制されると円高が一服となり、買戻しを急ぐ動きとなった。上値は38,800円で押さえられたものの堅調な展開となった。

昼の時間帯も買戻しなどを急ぐ動きも見られ、後場も堅調な展開となった。いったん買戻し一巡感から売られる場面も見られたが、38,600円を割り込むこともなく、値持ちの良さからじりじりと上昇となった。結局最後まで買い戻しなども交えて買いが続き高値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、基本的にはまだまだ上がれば売り、下がれば買いということで方向感に乏しく、相場をけん引するようなこともなかった。

保ち合いが下に放れたかと思われたが、下げ渋り、結局、これまでの39,000円~39,500円の保ち合いが一段下がったということなのかもしれない。ここから39,000円を超えるか、38,800円で上値を押さえられるかということなのだが、空売りが積み上がらなければ再度38,500円を試し、今度割り込むと38,000円程度まで下落となると思う。

テクニカル分析

日経平均

38,500円のところで「毛抜き底」となったかどうかという感じだ。ここで25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲に上値を押さえられて冴えない展開が続くと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。