
(画像=「セブツー」より引用)
「ラブレス(LOVELESS)」や「エポカ(EPOCA)」とったブランドを展開する三陽商会は4月14日、2025年2月期の通期連結決算を発表した。売上高は605億2600万円(前年比1.3%減)、営業利益は27億1500万円(同10.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は40億700万円(同43.7%増)だった。三陽商会は政策保有株式の一部を売却し、18億9000万円を特別利益として計上しており、最終利益が前年から4割以上の増益となった。
立ち上がりの3月から5月にかけてリベンジ消費の反動で売上高は前年から4%減となり、9月から11月前半は気温が高く秋冬アイテムの稼働が進まず苦戦した。一方で、気温が低下した11月後半以降はコートやダウンなどの防寒衣料の稼働が一気に進み、前年を超える推移だった。
三陽商会は同日、2026年2月期の連結業績予想を発表した。売上高は625億円(前年比3.3%増)、営業利益は33億円(同21.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は41億円(同2.3%増)を見込む。また、今期の年間配当は前期比10円増の139円に増配するとしている。