テクニカル分析(トルコリラ/円)
ボリバン2σ下限近辺で推移
日足、ボリバン2σ下限近辺で推移。3月19日-6月30日の上昇ラインがサポート。6月26日-30日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン下位。3月17日週-6月16日週の上昇ラインがサポート。5月12日週-6月16日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、3月-4月の上昇ラインを下抜く。現在は2σ下限あたり。3月-4月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年もここまで陰線。

メルハバ
世銀、トルコの2025年の成長予測を引き上げ
世界銀行は、トルコの経済勢いが継続していることと外部環境が良好であることを理由に、来年の予想を若干引き下げながらも、2025年の成長予想を上方修正した。
トルコ経済は2025年に3.1%拡大するとの見通しを示し、1月時点の2.6%という前回の予測を上方修正した。上方修正の要因は、2024年第4四半期の予想を上回る成長や世界的な原油価格の低下など、これまでの勢いによるものだという。
トルコの成長率は、主に過去1年間でほぼ半減した高インフレに対抗することを目的とした積極的な金融引き締めにより、2024年には3.2%とわずかに鈍化する見込みだ。
シムシェキ財務大臣は水曜日、期待の改善は政府の経済計画に対する信頼によるものだと述べた。
ただ2026年のトルコの国内総生産(GDP)成長率予測を3.8%から3.6%にわずかに引き下げた。これは、金融引き締め政策と予想される財政改革の影響で成長が抑制されると予想されるためだ。
トルコが金融引き締め政策と予想される財政調整の組み合わせを通じてインフレ抑制に継続的に取り組んでいることを認めた。
5月の年間インフレ率が35.41%と予想以上に急激に減速したことで、中銀が近く利下げを再開する可能性があるとの憶測が再燃している。