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1月26日、日本フードサービス協会が12月の外食産業市場動向調査を発表した。この発表によると、昨年12月は、前年より日曜日が1日少なく、天候は首都圏等では比較的安定していたものの北日本・日本海側等では降雪に見舞われ、また全国的に寒い日が多かったことなどが、外食需要に影響した。客単価は全体で102.1%と引き続き堅調ながらも、全体客数は前年比95.2%となり、全体売上は97.2%と再び前年を下回った。

大きく前年同月を下回ったのはファーストフード業態(全体売上前年同月比94.4%)とパブレストラン・居酒屋業態(同93.0%)だ。

ファーストフード店の中でも洋風ファーストフード店は、クリスマスのチキン需要を捉えて堅調に推移した店もあった一方、米国からの原料ジャガイモ調達の問題等が影響した店もあり、各社の業績にはバラつきがあり、売上は88.2%と大きく前年を下回っている。一方で和風ファーストフード店は、高価格帯の季節メニュー・定食メニュー等が好調で客単価が伸び、売上は103.8%となった。麺類が堅調な一方、持ち帰り米飯・回転寿司は売上が前年を下回った。

パブレストラン・居酒屋業態は選挙の影響があったのか、月前半の忘年会需要で大口顧客の取り込みに苦戦した店、前年より長かった年末休暇期間中に少人数のグループ客が増えた店など、各社マチマチで一概には言えないが、全体売上は93.0%、パブ・ビアホールの売上は100.6%となった。

1年を通じて、売り上げが前年同月を上回っていたのはファミリーレストランだ。利用客数が前年同月を下回っている月があるものの、客単価の上昇でカバーしており、全体として売り上げが増加した。

(ZUU online)

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