2月6日、明治HD <2269> が、平成27年第3四半期累計連結決算を発表した。

売上高8,687億円(前年同期比0.7%増)、営業利益429億円(同35.5%増)、純利益295億円(同55.4%増)となった。期末配当金は40円、通期を80円とした。通期の業績予想は据え置いた。

ビターチョコレートや「明治ヨーグルト R-1」などの販売が好調だったほか、牛乳の値上げが功を奏し利益の押し上げ要因となった。また、プロダクトミックスの改善ならびに徹底したコストダウンが寄与した。商品製作とコストダウンによる営業利益への貢献は112億円であった。

一方、医療セグメントでは、医薬品事業の伸びと、昨年末に締結したライセンス契約による一時金収入が寄与し、前年同期比52%の大幅増益となった。

第3四半期累計の営業利益率は4.9%であった。平成24年3月期から、営業利益率を1.8%、2.3%、3.2%と徐々に上昇させてきており、今期通期では3.6%となる見込みである。

同社は、通期ベースの薬価改定による営業利益への影響を▲92億円、原材料調達コスト変動による影響を▲92億円と予想している。それらの悪影響は好調な菓子・健康栄養事業の売上拡大と構造改革・コスト削減等で埋め合わせ、全体では、2015年3月期通期、営業利益13%増、純利益39%増を予想している。

(ZUU online)

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