ファンドラップ
(写真=Thinkstock/Getty Images)


ファンドラップとは

ファンドラップとは、「投資の専門家である金融機関の担当者に運用をお任せできる」商品である。資産価値の変動が大きくなってもリターンを追及したい、リターンが小さいとしても安定的な運用をしたい等、自身の投資スタンスを担当者と相談し、運用方針に沿った資産ポートフォリオを組んでもらうのだ。忙しくて資産運用のことを考える暇がない、運用に自信がない、といった人に向いている商品である。


各社の商品比較

各社の商品ラインナップを比較してみる。ファンドラップは購入時に手数料がかからないケースが殆どだが、保有を続けると資産残高に応じた手数料が定期的にかかる。各社の手数料は細かく確認しておくのが大切だ。


野村證券「野村ファンドラップ」

ファンドラップ残高業界首位、自身のニーズに最適なプランを提案してもらえる期待も高いが、手数料はやや高く利用には慎重な検討も必要だ。投資一任受任料は、「固定報酬制」(最大で運用資産の0.4104%)、「実績報酬併用制」(最大で運用資産の0.2052%+運用益の積み上げ額の10.8%)から選択できる。「ファンドラップ手数料」は最大で運用資産の1.296%である(手数料はすべて税込み)。

契約金額が1000万円以上の「プレミアムプログラム」では、市場指数を上回る運用を目指すアクティブ運用を行い、500万円以上の「バリュープログラム」は、日経平均株価やTOPIXといった指標の動きに連動する運用成果を目標とする。


大和証券「ダイワファンドラップ」

ダイワファンドラップの特徴は、300万円以上契約すると同時に、本・支店で大和ネクスト銀行の円定期預金を申し込むと、円定期預金の金利が優遇されることだ。1年ものの金利が1%以上つくこともある。また、「退職金向けスタイル」「日本重視スタイル」等、100種類以上の運用スタイルから、自分の意向に沿った運用が可能である。運用にかかる費用「ファンドラップ・フィー」は、契約資産の時価評価額に対して最大1.512%(年率・税込)となる。


SMBC日興証券「日興ファンドラップ」

ファンドラップ手数料、投資一任報酬は資産額に応じて設定され、5,000万円以下の資産額に対しては1.296%が費用となる。ホームページ内のファンドラップのページで、分散投資がいかに重要であるかを分かりやすく説明したスライドが用意されている。分散投資の意義や仕組みを理解したい人には一見の価値ありだ。


みずほ証券「みずほ証券のファンドラップ」

各社の中でかなり手数料が高い。1000万円以上からの「みずほSMAファンドラップ」手数料は、固定報酬型と成功報酬型があり、固定報酬型は運用財産評価額に対し最大2.052 % 、成功報酬型は運用財産評価額に対し最大1.62 % +成功報酬として実質運用益の10.8 % となる。500万円以上からの「みずほSMAファンドラップファーストステップ」の手数料は固定報酬型のみ、運用財産評価額に対し最大1.62 % (税込)である。投資対象となるファンドの名称や信託報酬が、ファンドラップのトップページで確認できる。


三菱UFJ信託銀行「資産運用口座〈愛称:番頭さん〉」「資産運用口座ベーシック」

UFJ信託銀行のファンドラップは、最低投資額が「資産運用口座ベーシック」で1000万円以上、「資産運用口座〈愛称:番頭さん〉」で3000万円以上と、やや敷居が高い。投資顧問料と残高手数料を合わせると、1.728%(税込)の費用がかかる。

ファンドラップは、自分に合った提案をしてくれる担当者との出会いと、運用にかかる余分な費用を最小化するのが大切である。複数の金融機関に相談を持ちかけ、どの担当者と長く付き合うかを、じっくり検討するのも良いだろう。

(ZUU online)

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