日銀は5月7日、4月のマネタリーベース(資金供給量)を発表した。世の中に出回るお金の量は4月末の残高で305兆8771億円となり、9カ月連続で過去最高を更新した。月末残高として初めて300兆円の大台を突破した。
4月中のマネタリーベースの平均残高は、300兆3275億円で前年比35.2%増。平均残高ベースでも過去最高を更新した。
内訳を見ると、日銀当座預金は56.8%増の206兆1602億円で、紙幣の発行残高は4.1%増の89兆5381億円だった。貨幣は0.8%増の4兆6292億円だった。
日銀は昨年10月にマネタリーベースを増やす方針を決めている。長期国債などを買い入れる大規模な金融緩和を実施しており、資金供給量の増加が続いている。(ZUU online 編集部)
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